室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第15号
2004年4月10日発行
発行:室見川の野鳥

ノビタキ通過中!シギチも少しずつ姿を見せています!    そろそろカウンタが10万!プレゼントがありますよ!

夏羽になったノビタキ♂。
頭が真っ黒になったノビタキの写真を多く見かけるようになりました。今津や室見川でもそろそろと思っていたのですが、なかなか出会えませんでした。シギチもぱらぱらと姿を見せつつあります。そんな中で夏鳥のオオルリの情報が入ってきました。季節は進んでいますね。そろそろオオヨシキリも姿を現します。
 
3月に入ってから鹿児島や対馬からノビタキの頼りが多く届きました。今津でも4日には見られていたのですが、私出会わないままでした。で、シギチの方はそこそこ入ってきていたので、そちらを見ていると、頭の黒い小鳥が白い花の上に止まりました。ノビタキ♂です。
やっとの事で見られたものの、次からは杭に渡された針金の上ばかりで、鼻の上の姿は全然撮れないままでした。プロのカメラマンのような構図を欲張るには、時間と根気が必要ですね。

お腹に少し黒斑が出だしたムナグロ。

今津の淡水系シギチは水の張ってある田圃がまだないため、水処理場用地内で多く見られていますが、遠い上に、でこぼこで見づらいという難点があり、すぐに姿を見失ってしまいます。
それでも、一番多い時でムナグロ1、ウズラシギ2、トウネン2、オジロトウネン2、タカブシギ1が見られました。
干潟の方ではオバシギやオオソリハシシギ、ダイシャクシギにホウロクシギが見られました。コチドリや越冬しているタシギ、ハマシギ、アオアシシギはもちろん見られています。
太郎丸の方の乾田でジシギ類の姿を見ました。オオジだと思ったのですが、撮影する前に麦畑に飛び込まれてアウト。春のジシギ探しは、秋ほど簡単にはいかないかもしれません。

トウネン夏羽。

上手く撮れないムネアカタヒバリ。

他に今津ではシマアジがまだ滞在中。また夏羽のタヒバリに混じってムネアカタヒバリの姿もちらほら見かけます。タヒバリ類はすぐに飛んでゆっくり姿を見せてくれませんが、なんだタヒバリかと思わずに、背中をよく見てください。背中がタヒバリのようにのっぺりしていないならばムネアカタヒバリなどの可能性があります。
 
週末に近づいて、再度志賀島でヤツガシラの知らせが入りました。南公園でオオルリの姿も見られています。室見川でもセイタカシギが見られています。桜見の季節もこれで終わりです。少し静かになった公園等では、これから夏鳥が羽を休めていくことでしょう。
何が出るか楽しみなシーズンですね。でも、シギチと夏鳥が一緒の時期なので、どちらを見ればいいのか悩んでしまいますが…。

ウズラシギはまだ見られています。