室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第14号
2004年4月4日発行
発行:室見川の野鳥

シギチも渡ってきました!セッカも鳴き出し、春ですね〜!

渡ってきたばかりか、こちらを無視してに餌を採るウズラシギ
レンジャク達はまだまだ滞在中です。桜が満開で、週末とは言わず、どこもかしこも花見です。春ですね〜!今週はシギチが渡ってくるかと、室見川や今津を廻ってみました。
 
室見川へ朝行くとセッカが囀っていました。冬の間は何処に隠れているのか、姿がなかなか見えない鳥ですが、囀り出すと一目瞭然ですね。川の両岸で2羽が鳴いていたので、テリトリーの宣言なんでしょう。
ホオジロやヒバリの囀りが聞こえ、胸が煉瓦色になったタヒバリの姿も見られます。
上空はいつものイワツバメに、このところ急激に数が増えているツバメが飛んでおり、アマツバメの10+の群れも見られました。凄い早さで飛ぶので、近くを飛んでくれても写真はなかなか撮れません。デジカメ単体で撮って見ましたが、珍しく喉の白いところが写りました。

オバシギは夏羽になりかけていました。

今津では、少なくなったカモの中にシマアジが混じっていました。昨年は室見川でも見られたので、探していますが、今年はまだ見つかっていません。
今津のシギチは、エリマキシギやオオハシシギの姿が見あたりません。もう北へ渡っていったのでしょうか?もう少し夏羽になったところを見たかったのですが。
その代わりにオバシギの群れが干潟で見られました。夏羽になりかけていて、胸が黒くなっていました。ずっと餌を採りながら移動していくので、なかなか上手く撮れません。
遠くにセイタカシギの姿も見かけたのですが、歩いているうちに飛ばれてしまいました。
田圃側ではウズラシギが2羽、せっせと餌を啄んでいました。渡ってきたばかりか、近くにしゃがんで見ていても、こちらをあまり気にしないで、夢中で食事をしていました。

セッカが鳴き出しました。

アマツバメもびゅーんびゅーん。喉の白いのが分かります。

先週行った宮崎や鹿児島の方では田植えが終わっているところがかなりあるのですが、こちらではまだまだ。早稲を植えそうな田圃がいくつか見られます。そこに水が張られるようになると、シギチも多くなるのでしょう。
昨年はコアオアシシギやオジロトウネンが多く見られましたが、今年はどうなのでしょう。コアオアシシギは何度見てもスマートで好きなのですが、なかなか上手く撮れない鳥です。
考えてみると、警戒をしていない時は、餌を採っているので、歩いてばかりです。チドリ類と違ってシギ類は頭を下げて餌を採りながら歩きますので、写真チャンスが少ないですね。
特に群れの場合、群れの1羽が飛ぶと全部飛ぶので、ねらっていた鳥が急に飛んでしまって、唖然と言うことがよくあります。
でも、シギチは楽しいですね。

ヒバリの囀りが本当に春だな〜と思わせます。