室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第13号
2004年3月22日発行
発行:室見川の野鳥

やっとレンジャクの群れに遭遇!小戸ではオオハムも。

キレンジャク
レンジャクという鳥は本当に神出鬼没。私が最初に見たのは高校生の時。TVで今年はとても多いと言っていたが、自宅のフェンスに鈴なりになっていたくらいで、忘れられない思い出です。それからずいぶんとたって、鳥見を始めた翼春に近くの銀行へ行く途中に遭遇。この時はヒレンジャクだけでしたが。それからは、飛んでいるところを見ることはあっても、なかなか会うことができませんでした。
 
ちゃぼさんやマコさんがレンジャクに遭遇しているのに、私は今年もなかなか会いませんでした。当たり年と言うことなのに、そろそろシーズンも終わるし、ちょっと焦り気味でした。そこへレンジャクの報。
ヒレンジャクもキレンジャクも飛び回っているとのこと。朝からその近くで見られていたので、探そうかと思っていたところでしたので、すぐさま家を飛び出しました。

ヒレンジャクも混じっていました。

何処に車を止めようかと思っているうちに、レンジャクの群れが飛ぶ姿が目に入ってきました。これや凄い!団地のアンテナの上に鈴なり、後でざっと数えたら200+で、もう一カ所のアンテナの上にも…。総勢300+でしょう。殆どがキレンジャクで、ヒレンジャクは探さないと見つからないくらいです。通常とは逆ですね。
公園で子供達が遊んでいるすぐ横の木に鈴なりになって、若い花芽を啄んだり、バス路線際のクロガネモチの実を啄んだりしていました。
2時間近くあっちこっち歩き回ってみていましたが、空抜けで、その上曇って暗くなってしまって、写真は不満足でしたが、いい思いをさせてもらいました。
 
二丈の山へアオシギ探しに行き、結局今季も写真撮れなかったのですが、ベニマシコ♀を2羽見つけました。見つけたときが遅くて、飛ぶ直前で逆光!

二丈町の山でベニマシコの♀を見つけました。

サンカノゴイは今年も来ていました。

サンカノゴイが今年も筑紫野の来ていて、皆さんが見に行かれていましたので、ちょっくら見に行くと、翌日はもう見つからなかったとか。昨年は4月までいてくれたんですがね。
 
小戸公園には湾内にオオハムが入っているのを先週目撃されていましたが、私も水木と見ることができました。岸近くにぽっかり浮かんでいるさまは、結構気になるらしく、撮影していたら、通りがかりの方から、何度もあれは何ですか?と聞かれました。
油汚染されていない綺麗な個体でしたが、喉にうっすらと細い輪があり、一瞬シロエリオオハムか?とも思いました。金曜日には姿がなかったので、外洋や北へ移動したのかと思います。
 
来週当たりはそろそろシギチが入ってくるのでは?

小戸公園で見られたオオハム。