室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第12号
2004年3月22日発行
発行:室見川の野鳥

天草は今日も雨だった〜!カンムリウミスズメ初認です。

志賀島で見られたヤツガシラ。
今週は結構動き回った一週間でした。月曜日に佐賀へオオチドリを佐賀に見に行ったのを皮切りに、水曜日には志賀島でヤツガシラ、金曜日に再度オオチドリを見に行き、日曜日は天草へカンムリカイツブリを見に行きました。
 
オオチドリに喜んでいたところへ、ヤツガシラの情報が入り、久し振りにヤツガシラに会えました。誰もいなかったので、発見したときは久々に胸が高鳴りました。1時間以上もじっくり見ることができて、幸せな時間でした。
志賀島の海上ではオオハムにシロエリオオハム、シノリガモ、ビロードキンクロが見られましたが、暗くて遠過ぎでした。ビロードキンクロは♂だったので、近かかったらと惜しまれます。
佐賀のオオチドリは抜けたと思っていたのですが金曜日までいました。ラッキーでした。

左側がビロードキンクロ♂(のはず)。

日曜日のカンムリウミスズメは、天草のBatsumaruのご厚意で、メンバーを集めてもらって、船をチャーターしての海上バードウォチングでした。
天気予報では午後から雨のようだったのですが、松橋ICで降りたら、雨が落ちてきました。集合場所に着く頃にはすっかり雨模様。集まったのは私とBatsumaruさんを含めて8名でした。
いままで、相島渡船や、マリゾン〜海の中道海浜公園渡船で海上バードウォチングもどきはしたことがありましたが、鳥見目的の乗船は初めてでした。
海上を行くこと20分ほどで、カンムリウミスズメ1羽に遭遇。船には船室があり、窓から見ることはできましたが、皆さん小雨にぬれながらのウォッチングです。
やはり小さいですね。カンムリとなる長い羽が、ユーモラスです。

この船でカンムリウミスズメを見に行きました。

唯一写っていたカンムリウミスズメ。

さて、カンムリウミスズメを撮るために、モバスコも準備していました。穏やかだったんですがそれでも波はあり、ウミスズメも動き、そして船も揺れます。従って倍率が高いと、なかなかとらえられません。結局モバスコでは波を撮っただけでした。
仕方がなく、3倍テレコンをつけて光学9倍で撮影しましたが、それでも中央では撮れませんでした。
あまり近くに長くいるといけないと言うことで、船を移動させたのですが、結局見られたのはこの1羽だけでした。う〜ん残念でした。もう少し見ていたかったし、写真も撮りたかったというのが本音でした。
というような1週間でした。カモ類を初めとした冬鳥が数を減らし、春の渡り鳥が姿を見せ始めています。季節の変わり目を強く感じます。福岡では早々と桜の開花宣言が出ましたし…。この雨が上がったら何が渡ってくるでしょうか?

再度見に行ったオオチドリ。なかなかじっと止まってくれません。