室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第10号
2004年3月7日発行
発行:室見川の野鳥

久し振りに海の中道〜新宮〜和白と見てきました!

近いと思ったらどんどん沖へ行ってしまったオオハム。
久し振りに東の方を廻ってきました。海の中道の海ガモ類を見たいなと言うことと、面白いカモメがいないかな?ってなことで。
 
海の中道のシオヤ鼻では今年もクロガモ、シノリガモ、ビロードキンクロが見られているようです。しかし、海の中道海浜公園のレストランから見下ろすと結構遠いので、どうにか近くで見られないかと思っていました。そこで志賀島へ続く砂州のところから、外海の砂浜を歩いてシオヤ鼻へ近づくという方法を試みました。ホットドックかなんかの移動販売の車の脇に車を止め、砂浜を歩き出して約20分、ゴルフ場の海沿いのコースの裏手に出ます。そこに柵のようなものがあるのは知っていましたが、それが何かは知りませんでした。
ん?なんと!立ち入り禁止と書いてあります。それも丁寧に「歩行者及び全ての乗り物の立ち入りを禁じる」と。あ〜あ!なんだったんだこの苦労は!

無情な表示です。

そこからシオヤ鼻まではまだ30分は歩く距離があります。スコープを60倍にして目を凝らして見ると、どうにかマガモのペアと、クロガモ群れが、オスの黄色いこぶでわかる程度です。これならば公園から見た方が断然近いです。がっかりでした。戻りの20分は遠かった!
海上にはオオハムが4羽ほど。シロエリオオハムと思われる個体は見あたりませんでした。それからハジロカイツブリの40+の群れ。う〜ん写真はうまく撮れません。
公園に入ろうかと思いましたが、新宮へカモメをチェックへ。思ったほど足の黄色いやつはいず、モンゴルカモメの第3回冬羽が目立ったくらいでした。
そして和白へ。塩浜へはいると潮が引いていましたが、鳥が少ないです。ツクシガモが近く4羽ほどにいて、足下にはハマシギとシロチドリがちょろちょろ。ダイシャクシギが2羽とダイゼンが結構見えます。

いつもまともに撮れないツクシガモ。

なかなか止まってくれないエリマキシギ。

ミヤコドリは遠く4羽見えました。それで海の広場へ移動したら、すでにミヤコドリの姿なし。寒々しい干潟に風が吹き、潮干狩りの人がぱらぱらと…。
というわけで、久し振りの東方面の収穫は殆どなしでした。ツクシガモくらい綺麗に取りたかったのですが、あまり好きじゃないからか、なかなかきちんとした写真が撮れていません。いつでも見られると思うからでしょうか、粘りもないです。はい。
 
今津もずいぶんカモ類が減り、寂しくなっています。ざっと見たらタゲリやミヤマガラスを見かけませんでした。オオジュリンの♂はだいぶん頭が黒くなってきました。水門付近ではまだエリマキシギ♂がいます。このまま5月頃までいてくれたらと思いますが…。
今週も室見川ではカモメを中心に見ていました。モンゴルカモメの第1回冬羽はほぼ毎日見られます。

和白でもシロチドリはいい被写体でした。