室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第7号
2004年2月15日発行
発行:室見川の野鳥

室見川はシラウオ漁の梁掛けが始まり、春一番が吹きました!

西油山のこのルリビは本当に心を和ませてくれます。
土曜日の春一番は凄かったですね。鹿児島ではattoさんの車に台車がぶつかってくるし、福岡では私の車が他の車にぶつかるし…って、私の場合風は関係ありませんが…。寒さが遠のき春を待つ感じになってきました。
 
今週室見川では、春告げ魚のシラウオの梁掛け工事が始まりました。それにあわせるように春一番が。シロウオ漁のため堰を空けて流量を増やしていますので、小田部小学校横には、通常の砂州以外にも砂州が出来、カモメ類が羽を休めに来ています。ウミネコの姿はだいぶ少なく感じます。ウミネコはほとんど夏羽に換羽していますので、繁殖場所へ移動しているのかもしれません。オオセグロカモメの姿も多く見られるようになりましたし、夏羽個体も見られます。ホイグリン系はまだ換羽が遅い用で、初列風切の伸びがまだまだです。

室見川でオオセグロカモメの夏羽個体が見られました。

ツグミ類は多く見られるようになりました。橋本八幡ではマミチャジナイ、アカハラも混じっていました。若宮八幡では20羽ほどが畑に降りている姿が見られました。
外環室見橋の橋桁の下にイワツバメの群れが潜り込んでいきます。もう巣作りが始まったようです。
モズやセキレイ類は恋の歌を歌い始めましたしたし、アオジの姿も以前に比べると見やすいようです。
今津でもカモ類が大分減った感じがします。北への戻りが始まったのでしょうか。あれだけいたトモエガモの群れを見つけることができませんでした。
室見川上流や西陣界隈でのレンジャクの目撃情報がありました。今年は昨年に比べると木の実が多く残っていますので、是非見たいものです。キレンジャクが混じっていることを祈りながら。

橋本八幡のアカハラ。20m近い高木を見上げて撮っています。

今津のオオタカ若。長く羽繕いをやっていましたが、それが終わって、こっちを睨んで飛んでいきました。