室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第4号
2004年1月25日発行
発行:室見川の野鳥

寒い寒い一週間でした!モバスコなんかも試しています!

室見川で久し振りに見たハイタカ幼。
福岡は雪雪雪の一週間です。積雪などによる通行止めや運休、交通混乱のニュースが毎日続きます。こんなに1週間も連続して雪が降るなんて、記憶にないのですが…。というわけで、今週は鳥見に力が入らず、Leocaのデジスコのシステムのサブシステムを模索する一週間となりました。
 
Leica APO-TELEVID77に20〜60のズームアイピースを付けてNICON COOLPIX990を押し当てて撮るのが、私のデジスコシステムなのですが、これを補足するシステムが欲しいと以前から思っていました。
というのも、Leicaのデジスコでは被写体が近い場合、倍率が高いので全身が入らない事や、動きが早すぎて追いつけない等の欠点もあり、それを補足するシステムがあると良いのだけれどとずっと思っていました。
まあ、長玉デジ眼が最大の候補なのですが、問題はなんと言っても価格です。

じっとしてくれるユリカモメがモバスコの良い標的です。

ということで、CoolPixシリーズにテレコンを使用したり、今週はビデオカメラのソニーDCR-PC300Kにテレコンを使って静止がテストをしたりしておりました。そんな時にkarugamoさんからGEOMA50-Sを使用したモバスコ写真が掲示板に。GEOMA50-S自体は持っておりましたので、早速アダプタを手に入れて使用してみました。
まあ、ノーマルレンズなので色収差の問題などがある事は承知の上でしたが、なんともまあ散歩がてらにぶらぶら持ち歩いて、さっと手持ちで撮れる事がとっても気持ちいいのに吃驚。
デジカメ側は焦点を固定しておいて、デジカメの液晶モニタだけでピントを合わせるので、結構難しいなと思います。特に目線より上の被写体は、なかなかフレームに入れる事が出来ませんでした。ある程度慣れてくると少しは解消されるのかなと思いましたが、飛び物はう〜ん私の腕では無理そうです。

枝の上の鳥はなかなかファインダに入れられません。

やっと平地でも多く見られ出したツグミ。

まあ、今週一週間は雪のためにまともな鳥見にはならなかったわけですが、雪が止んで時折陽が射す事があって、近くの室見川にモバスコ片手に出向いてみると、カラスにモビングされるハイタカに出会いました。チョウゲンボウやハヤブサなどを見る事があっても、室住団地横でハイタカが身を潜めているなんて思いもしませんでした。じっとしていると冬枯れに混じって全然気が付きません。
で、早速モバスコしたんですが、対岸になると焦点距離が短い事が問題になります。また、ピントを液晶モニタで合わせるしかないのですが、手ぶれるので、イマイチ山が分かりません。Leica持って来てれば良かったとその時思いました。
と言うわけで、今週号の写真は全てGEOMA50-SにGL15の接眼レンズを付けて、CoolPix4300をVixenのアダプタで固定した、いわゆるモバスコで撮ったものです。

まあ、頑張れよとでも言いたげなマガモ君と、後ろは今年数が凄く多いオナガガモ。