室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第46号
2003年11月16日発行
発行:室見川の野鳥

熊本横島干拓へ行ってきました!日曜日はバードウォッチング検定を受けてみました!

ニュウナイスズメは♂より♀が好きで、これは♀。
今年はどうもムギマキは無理みたいです。キビタキ成鳥♂の綺麗な写真も。油山や南公園に通っても成果が出ません。くやし〜!どうも今年は秋の渡りの小鳥には縁がなかったようで…。
でも、出水のカリガネ、岡山のナベコウと外して、今度は横島干拓のオウチュウを外してしまいました。ハハハ…。
どうも最近は見たい鳥に振られてばかりいます。
 
横島干拓は昨年アカアシチョウゲンボウを見に行って以来でした。オウチュウポイントへ着いても誰もいません。う〜ん昨年はいっぱいいたのに…。と思いながらしばし待ってみると、電線にホオジロ、モズ等が止まっています。ん?と双眼鏡で見ればアリスイです。遠いので寄ると薮に降りてしまいました。が、又先の電柱にも。近くはありませんでしたが、こんなにアリスイを見たのは久し振りでした。

横島干拓ではアリスイが2個体以上見られました。

横島干拓は、今津より当然広く、有明より狭いくらいの広さで、春にオオチドリが出たりするところです。タゲリが100+飛んで、結局200位いたのではにでしょうか。ケリも3羽飛んでいるのを見ました。
というわけで、飛んでいる姿ばかりで、一向に面白くないので、ニュウナイスズメのポイントへ。ここは昨年春に偶然道に迷って見つけたとこで、う〜ん今年もいました。ニュウナイスズメって出水でもそうですが、いつも同じポイントで越冬するのでしょうか?今津や室見川などで見た事がありません。
ミヤマガラスの大きな群れにも会いました。探さなくてもコクマルの可愛い鳴き声がしたので、声のする電線を見たら暗色がいます。しかし、暗い曇りの空抜けで、黒い被写体。絵になりませんね…。というより何処が目やら。都合暗色型3の淡色型1計4羽確認しました。結構確率の高い群でした。

横島干拓はタゲリの数がもの凄かったです。

今津のズクロカモメとハクセキレイ。ズグロは今季初認!

冬鳥では今週ツグミを自宅上空で見ました。油山ではアトリの群、キクイタダキの群にも遭遇しました。これでほとんど揃ったかな?
今津では今年もオオハシシギが姿を見せていると言う事で見に行ってみましたが、オオハシシギのいつもいる場所は、光線の関係で午後からの干潮時しかうまく見られません。従って私にとっては写真が撮りにくいのです。この個体だけなんでしょうか、行動範囲が狭い鳥だと思います。
そんな今津でズグロカモメ、ホオジロガモなども見られています。クロツラヘラサギは25羽。ウミアイサ♀、ホオジロガモ♀3もみられ、ヨシガモの姿も確認しました。
シギチでは、ダイシャク、ホウロク、オオソリハシ、ハマシギ、アオアシの他、ダイゼンがずっといます。このまま越冬するのでしょうか。和白では結構越冬していましたが…。

さて、この日曜日は日本野鳥の会主催の第3回バードウォッチング検定を初めて受けてきました。
福岡会場の受験者は100人くらいだったのでしょうか、小学生から年輩の方まで、色々な世代の方が揃っていました。ちゃぼさんもお友達と参加されていました。
結構簡単かなとタカを括っていましたが、一問目からえ”っ!でした。カイツブリの餌ね〜?(もう試験は全て終了したので問題ないですよね)
自宅へ帰って採点したらA分野はどうにかクリア出来てましたが、B分野は…。マークシートに書き間違えてなければどうにか1級通過です。
いや〜思ったより難しかったです。長崎県の県の鳥、ツバメの体重や街路樹の枝の上に小さなお椀型の巣を作る鳥等知らない事だらけでした。
今年1級の認定もらったら来年はもう受けないぞ〜!と思いました。ぼろが出てきそう!

今津には今年もオオハシシギが来ています。

コクマルガラス暗色型。曇天の空抜けの、黒い鳥なんて、どう撮ってもメリハリがなくて…。