室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第45号
2003年11月8日発行
発行:室見川の野鳥

冬鳥が増えてきましたが、はずしてばっかり!
今年もデジタル野鳥写真コンテストで入賞しちゃいました!

コクマルガラス淡色型。初めて、ゆっくり見ました。
立冬というのに暖かい週末です。選挙サンデーは雨になるのでしょうか。今週はシロハラ、キクイタダキ、ツリスガラ、アオジ、ミヤマホオジロと冬鳥の今季初認です。ですが、写真撮れないな〜!
 
今津へ行くとカモ類や越冬シギチが増えて、河口は賑やかです。周辺の農耕地もノビタキは去ったようですが、ホオアカ、アオジ、ツリスガラと小鳥が増えてきました。出水などではタヒバリも見ましたので、もう来ているかもしれません。カシラダカやオオジュリンもそろそろでしょう。水鳥だけではなく、こういった小鳥が増えてくれないと、やっぱり面白くないですね。
ミヤマガラスの群も日に日に大きくなるような気がします。福岡市西部のミヤマガラスのねぐらは志摩町の海岸の松林だと思います。以前、凄い群、万羽と言っても良いと思う群を志摩中学校周辺で見ました。志摩の人に話を聞くと、ミヤマガラスの事を「ワタリガラス」と呼ぶそうです。確かに秋に渡ってきて急に数が増えため、特異な印象なのでしょう。春には群で玄界灘を渡っていく姿が見られるとか。一度見てみたいものです。
そんなミヤマガラスの200羽程の群の中に、コクマルガラスの淡色型1、暗色型2を見つけました。群れていると敏感なので、なかなか写真が撮れませんが、どうにか電柱に止まった淡色型を撮る事ができました。

オオバンの足のヒレが撮れました。

また、今津の二つ池ではオオバンが、浮いた倒木の上で一休みしていました。オオバンの足のヒレをこんなにはっきり見たのは初めてでした。
 
室見川河口にホシハジロの大きな群が見られます。カンムリカイツブリやスズガモはもっと後でしょうか。愛宕でオナガガモの♂第1回冬羽を撮ろうとしてたら、猛禽が上空にいたのか、すべてのカモ、カモメ類が飛んでしまって、あっけにとられました。
というように写真で苦労しているのですが、嬉しい事に、千葉県我孫子市で8日9日開催されるバードフェスティバル2003に出展されたデジタルバードコンテスト2003に、応募していた作品が入選しました。昨年も入選しましたので、連続での入選です。ということで、ムギマキに振られまくりながらですが、今はなんか、とっても嬉しい気分です。

室見川河口のホシハジロの群れ。

受賞作の「師走の千鳥」縮小版