室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第39号
2003年9月27日発行
発行:室見川の野鳥

室見川上流では、やっと渡りの小鳥が見られ始めました!

オオルリ♂第一回冬羽の個体。青い色が綺麗です!
室見川上流内野周辺では彼岸花が凄く綺麗に咲いています。車を止めて、写真を撮っておられている人の姿が目に付きます。急に秋になった感じです。今津のシギチも一段落。あれだけいたトウネンも木曜日には探せませんでした。油山の展望所ではタカの渡りが観察されています。ハチクマが飛んでいるんだろうな〜。
 
昨年は9日には今宿野外活動センターでエゾビタキ2、コサメビタキ1を見て、それ以来この時期はずっと、サメビタキ類やオオルリが見られていたのですが。今年は13日に唐の原で1羽を見たのみで、後は全然でした。
カモの方も16日には今津三角池でコガモにシマアジを見ていたのですが、25日にやっとシマアジを今津河口干潟で見つけたくらいで、カモの渡来も遅いようです。
それでもそろそろかなと室見川上流に登ると、まだまだツクツクホウシが鳴いていましたが、オオルリ、キビタキ、サメビタキにコサメビタキやムシクイSPが見られました。またこの時期毛虫を求めて見やすくなるトケン類も、ホトトギス幼が見られました。やっと小鳥の渡りも本格化したかなと思われます。
今年はキビタキ♂の綺麗なところと、ムギマキを狙っているのですが…。撮れるかな〜?
室見川では愛宕で8月19日にウミネコに混じってセグロカモメを見ていましたが、小田部小学校横でも水浴び(海水を落としているようです)、羽つくろいに来ているところが見られましたが、3羽見たうちの1羽は、頭は白いままなのに、初列風切は白斑があって伸長中。ということは冬羽に換羽中になるので、これってモンゴルカモメ?って思っています。昨冬見たモンゴルは、セグロカモメの群の中だったので、特徴がわかりやすかったのですが…。

木の実の食べに来たオオルリ♀。

今津のシギチは、稲刈りのために田の水を切ってあるところが増えたためか、渡って行くばかりで渡ってこないのか、休耕田はもぬけの殻です。あれだけ賑わったトウネンの姿がとうとう見られなくなりました。また渡ってくるとは思いますが…。ということで、今津のシギチは休耕田ではなく、干潟が面白くなるのでしょう。クロツラヘラサギも2羽25日には見られました。多分あちらこちらに出没している若鳥ではないかと思いますが…。シマアジも見られたし、そろそろカモ類で賑わってくるのではないでしょうか。
 
先週のニュースで取り上げたタマシギの抱卵ですが、25日に孵化し2羽は無事だったようですが、1羽は巣から落ちて、水溜まりにはまってしまい、多分落鳥したのではないかと思われます。自然って厳しいですね。

エゾビタキも結構見られました。

毛虫の大好きなホトトギス幼鳥。真上の木の枝で15分程の間に毛虫を2匹食べました。見ていると首が痛くなりました。