室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第35号
2003年8月31日発行
発行:室見川の野鳥

今津はトウネンだらけ!ハリオシギにヨシゴイが撮れた!

餌を採るハリオシギ。
天気は安定しませんね。雨の予報の31日日曜日は朝から良い天気!う〜ん予定が狂ってしまいます。今津のシギチもトウネンがどさっと入って、何処の休耕田もソリハシ、キアシと賑やかです。ヒバリシギも数が多いようです。
 
今津のヒバリシギは数も増えましたが、なんと言っても、長く姿が見られているのがGoodです。今年は結構近くで見ることが出来ました。
しかし、少ない少ないと思っていたトウネンが50羽以上一挙に入ってきました。今日見たら内陸の前原市の泊3区(今は市になって地番表示が変わっていると思いますが…)までいました。幼鳥ばかりですが、1羽冬羽かなと思われる個体も。でも、今週はトウネン、タカブ、ソリハシばかりで、シギチを見るのにはちょっと面白みが足りなかったですね。

夏羽から換羽中のムナグロ。

それでムナグロやウズラシギが入っても良いのにと思っていたら、1羽ずつですが見ることが出来ました。ムナグロもウズラシギも夏羽からの換羽中の個体でした。9月になれば幼鳥が群れで来るのかな?
オバシギもこの間ずっと見られていますが、群れは抜けたかも知れません。でも、こんなにオバシギが今津にいるのは初めてでした。
さて、今週の目標だったチュウジシギの発見ですが、残念ながら、見つけたのはハリオ2羽でした。それでも、やっとの事で全身を近くで見ることが出来ました。1時間近くハザードランプを点灯して、交通の迷惑になりながら粘って写真を撮りました。休耕田の土の窪みに伏せていたハリオシギが警戒を解いて、どんどん手前に寄って来るときの、ときめき!って書いてもわかんないでしょうね〜!

遠くてぼけぼけのウズラシギ。

ヨシゴイ幼鳥。今津での繁殖の証拠?

タマシギも見やすくなりました。小さな子供を連れたオスの姿も見られました。
さて、daruma-ppさんが今津で繁殖しているのではないかと調査されていたヨシゴイですが、私もやっとの事で今年も見ることが出来ました。それも幼鳥。
じぶんで餌を採れる幼鳥ですから、このことですぐに繁殖の証明にはならないのでしょうが…。しかし、ヨシゴイってなんでこんなに見づらいのでしょうね。
後はセイタカシギが最大3羽見られています。先週見られていた第一回冬羽2羽と雄のようです。
雄は頭から首の斑が斑ですが、翼は真っ黒です。「ピッ」と鳴きながら水の張った休耕田を歩く様は優雅です。
明日からは9月。対馬までツメナガセキレイとヒメクイナが来ています。是非今津へお寄り下さるように切にお願いいたします。

「ピッ、ピッ」と鳴きながら歩くセイタカシギ成鳥♂。