室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第34号
2003年8月26日発行
発行:室見川の野鳥

室見川にセグロカモメ!今年は今津のシギチは少ないの〜?

室見川のキアシシギの群れ
お盆明けは嘘のように夏空が続きましたが、なんか変な夏のまま終わるようですね。早稲の稲刈りも終わったようですし、徐々に秋に向かっています。
 
今津のシギチが少ないので、室見川のシギチをちょっと確認と河口の愛宕へ行きました。キアシシギが最大25羽も見られましたが、その他になんとセグロカモメを見てしまいました。上手く証拠写真が撮れなかったので三回通いましたが、7〜800羽のウミネコの群に、4羽混じっていました。
今までセグロカモメは10月第1週に毎年見ていましたので、10月になってどっとやってくると言うイメージで取らえていました。しかし8〜9月は河口のチェックはあまりしていませんでしたので、もしかしたら、8月から徐々に数が増えていたのかも知れません。セグロカモメの室見川渡来日についてもまだまだ調査が必要のようです。

4羽いた室見川のセグロカモメ

今津のシギチですが、少ない少ないと言いながら昨年のFNを見ると、昨年とあまり変わらないようです。どうも過去を美化したがる傾向があるようですねー。
ということで先週はセイタカシギ第一回冬羽が2羽見られたことと、オバシギ幼が計6羽見られたことが特筆することでしょうか。
オバシギは和白ではよく見られる鳥のようで、春には群れで何度も見ています。今津で見たのは、そう多くなくて、こんな5羽の群れは初めてでした。オバシギ1羽は、アオアシシギの群れと行動をともにしているようで、立っていると、足の短さが際だってしまいます。
セイタカシギは、やはりいつ見ても綺麗だなと思います。関東と違って渡りの時期にしか見られないので、見つけると嬉しいものです。今回の2羽はともに第一回冬羽だったので、白黒のコントラストが弱かったのが残念。

今津で多かったオバシギ幼羽

チュウジと思いきや、ハリオでした。

日曜日にはジシギを発見。もしかしてまだ見ぬチュウジシギかとわくわくしたのですが、先方も警戒心が強く、2カット撮ったところで飛んでしまいました。
家に帰って、撮った写真を見ると三列風切の濃淡のパターンが、明らかに淡い方が広く写っていました。ジシギ類の識別は自信がないのですが、これはハリオシギの特徴です。確かに尾も短いので、やはりハリオシギのようです。毎年この時期ハリオを見つけていますが、良い写真が撮れませんね〜。
9月になるとタシギが増えて識別が難しくなるので、今週はがんばってチュウジを探さなければ!
早稲の刈り入れが殆ど済んでいます。この雨で刈田に雨が溜まると、シギチが隠れやすくなります。タマシギも見つけやすくなるのでは?
そうそう、今秋もツメナガセキレイ来るかな?

セイタカシギはやはり綺麗でした。