室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第32号
2003年8月10日発行
発行:室見川の野鳥

東京出張で谷津へ行ってきました。今津のシギチはまだ?                         《奄美旅行記完成しました!

やっぱり足が長いですね、オオメダイチドリ幼鳥。
千葉県習志野市にある谷津干潟へ、久し振りに行きました。一昨年の春に行ったきりで、葛西臨海公園までは何度か行っても、谷津まで足を運ぶのはこれで2度目です。
 
私は汗っかきなため、夏の出張は大嫌い。止めどなく汗が噴き出て、びしょびしょになります。今回も仕事が終わったら着替える予定で服は持っていっていましたが、谷津で着替えたら、帰りの飛行機はその濡れた服で乗ることになるため、肌には張り付いたワイシャツの袖をまくり上げて、谷津干潟の周りを歩き回りました。
アジサシ類が入っていないかな?って思っていたのですが、ウミネコの群が休んでいたくらい。
キアシシギ、キョウジョシギがいっぱい。離れてダイゼンやメダイチドリが見えました。福岡ではキョウジョを見る機会が少ないので、まずはキョウジョシギをきちんと撮ろうと。

歩き回ってばかりで、なかなか撮れないキョウジョシギ。

でも動き回りますね〜!光も逆光だし、上手くいきません。
と、そこへオオメダイ。聞いていましたが、ひょこり現れました。奄美でも冬羽に出会いましたが、やっぱり足が長い!今度は幼鳥です。うまく撮れないまま飛んでしまいました。メダイは見えるのはすべて成鳥で、オオメダイだけが幼鳥です。
そのあと、場所を移動したら、またオオメダイ。今度はどんどん近づいてきます。近づいてくると、上から見ろろす形になるため、角度がついて、足の長さが目立たなくなりました。
最後にセイタカシギを撮って帰りましたが、こんな住宅街のど真ん中に、シギチが沢山いる環境はなかなかないでしょうね。今津や和白、有明などでシギチを見ていますが、谷津は本当に見やすい場所です。いつまでもこの環境が続くことを願っています。

いつ見ても良いですね!セイタカシギ♀。

今津のアオアシシギも夏羽が残っています。

ところで今津ですが、未だ少ないですね。アオアシ、キアシ、タカブ、コチドリ、ヒバリシギ等が週末まで見られていますが、今年は遅いようです。稲の成長も遅く、早稲もまだ刈り入れ時にはなっていません。
颱風が過ぎた日曜日にはアカアシシギが1羽見られました。このアカアシシギって何故かいつもうまく撮れません。餌採りでいつも歩き回っていて(歩くスピードも速い方だと思います)なかなか撮れないこともありますが、不思議と光線具合が良くないときに見ています。
最初見たのは夕方の逆光。春見たときはトップ光で、陽炎。そして今日はやはり陽炎です。
それに今日の個体は結構警戒心が強く、近づいてきません。道から離れた畦に隠れるように休んでいたりで、上手くいきません。明日以降再度チャレンジです。

遠くて、陽炎が立ってしまって、ピントが来ないアカアシシギ。