室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第31号
2003年8月4日発行
発行:室見川の野鳥

暑い夏になりました。いよいよシギチの渡りが始まります!                         《奄美旅行記完成しました!

蓮田で餌を採るタカブシギ。
梅雨明け後も過ごしやすかったのですが、やっと暑い夏になりました。8月になるとシギチの季節です。この秋の渡りはどんなシギチを見ることが出来るでしょうか?
 
秋の渡りと言っても、繁殖地がシベリアにあるシギチドリ類の渡りは結構早くて、7月下旬からその姿を見ることが出来ます。先月行った奄美大島では、ツルシギやオオメダイチドリなども見られて、一足早い渡りを感じました。
28日の月曜日に前原の田圃でアオアシシギを見つけて以来、今津の周船寺川ではアオアシシギの数が増えています。日曜日には6羽(ちゃぼさんは7羽見たとのこと)見られました。毎冬20羽近く越冬するので、まだまだです。
田尻の蓮田ではタカブシギ2とハマシギ1が見られました。この秋初認です。

まだ夏羽の腹が黒いハマシギ。嘴が長いタイプ?

今津ではキアシシギも見られていますので、そろそろ室見川河口でも見られるようになると思います。
さて今年の今津ですが、昨年秋、今年の春とシギチで賑わった水処理場用地ですが、現在は草ぼうぼう。う〜ん、これではもし入っても全然姿が分かりません。鳥見だけ考えるとこれは困った問題です。
春は太郎丸や工場裏が不作だったので、その分秋はいい結果が出ると良いのですが。昨年はトウネンが多かったですし、ヨーロッパトウネンも見られました。今年はどんな鳥が見られるか、今から楽しみです。
個人的には、カラフトアオアシシギ、ハジロコチドリ(和白で探せとD師匠の声がする)、ヘラシギ(これも和白かな?)なんかが嬉しいのですが…。
今津では二つ池でヨシゴイが見られており、ヒクイナもいます。シギチだけでなく、それらを見つけるのも楽しみです。

ヒクイナも久し振りに見ました。

7月28日に前原の休耕田で見たアオアシシギ。今秋初認でした。