室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第24号
2003年6月13日発行
発行:室見川の野鳥

梅雨入りですね!室見川でアオバズクが見られました。

今年初めてのアオバズク。
梅雨入りしましたね。まだ本格的な雨は降っていませんが、湿気が多くて困ります。それ以上に鳥見がしにくくなるのが問題ですが…。
 
5月になって、いろんなところからアオバズクの話があったのですが、私の普段のフィールドでは出会う事はありませんでした。昨年営巣した3箇所中、2箇所は見て回りましたが、確認できないままになっていました。ところが、ふと立ち寄った神社で、振り返った瞬間に目があってしまいました。今まで3年間そこで見る事はなかったのですが、今年は営巣したようです。近場でアオバズクが見られるので、今年は楽しみが増えました。
室見川はオオヨシキリが盛大に囀っている他は、ササゴイが見られるくらいで、やはり寂しいシーズンです。
源流の八丁川の方も、ミソサザイはもう囀っていませんでした。ソウシチョウは相変わらず元気なので、どうにかやっと写真が撮れました。

室見川はオオヨシキリが頑張っています。

ソウシチョウは本来の日本の鳥ではなく、観賞用に飼われた鳥が逃げ出して野生化、繁殖したもので、籠抜け鳥(外来種)と呼ばれます。九州では油山や背振山系でよく見られます。同様なガビチョウは甘木にもいましたが、そこから大分にかけてが多いようです。良い声で鳴くし、色も綺麗なんですが、ソウシチョウの繁殖で、従来の野鳥が圧迫されているのは間違いないでしょう。八丁川沿いではウグイスなどの鳴き声がほとんどしません。ウグイスに託卵するホトトギスやカッコウなども影響を受けていると思われます。
 
北海道のWさんから、シマアオジを見るならば22日くらいまでだと言われましたので、急遽この週末から北海道へ鳥見に行く事にしました。是非ともちゃんとしたシマアオジ撮らなくては!と言う事で早めの更新でした。

やっと撮れたソウシチョウ。綺麗なんですがね。

阿蘇のコジュリン。横殴りの風雨の中、草の先でゆらゆらと。