室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第17号
2003年4月27日発行
発行:室見川の野鳥

筑後方面を回ってきました。久し振りにケリを見ました!

鳥栖のケリ。2羽いますので、もしかしたら番かも?
今週はコマドリ、キビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、コムクドリと渡りの途中の夏鳥達が見られました。週中から天気が悪くなり、土曜日もぐずついていましたが、日曜日は朝から良い天気。小郡のPsukeさんから聞いていた鳥栖のケリを見に行きました。
 
曲淵ダムのダムパークに寄り、まずは夏鳥チェック。う〜ん、いませんね〜!カラ類やイカルが鳴いているだけでした。
鳥栖へは、三ツ瀬峠越えで中原方面から入ったのですが、途中ヤブサメの声が聞こえるところがあったりして、なかなか良かったです。
鳥栖について教えられた辺りを回りますがケリは見つかりません。コチドリ、ヒバリ、ホオジロなどが見えますが、ケリは見あたりません。麦の穂も、草も伸びているので、隠れ場所は沢山あります。

キジも鳴いてくれました。

探して回っていると、畦にキジの♂1♀2が並んでい留のが見えました。キジは一夫多妻なので当たり前なのでしょうが、♀2は並んでいますが、特に仲が悪いわけでもないらしい。しばらくするとキジの♂が一声鳴いて、麦畑に隠れてしまいました。
ケリは駄目かなと思いながら、道路の反対側の農地を探したらすぐに見つかりました。1羽だけかと思っていたら、もう1羽います。
ケリは福岡では古賀の方で繁殖しているのを見た事がありますが、これも福岡では唯一の例のようです。
佐賀県では繁殖例はあるのでしょうか?もしかすると最初の例になるのでは?
ケリを堪能した後、筑後川を目指します。途中豊満川を渡って、おおっ!ここがPsukeさんのフィールドかと思いました。流石にこの辺はカササギが多くて、電柱に巣が沢山見られました。

筑後川のコアジサシ。近くに止まってくれるところがあれば…。

何度見ても独特な顔のツバメチドリです。

筑後川のツバメチドリの繁殖地へ着いたら、すぐにツバメチドリとコアジサシがが鳴きながら上空を舞っているのが見えました。昨年は北側から見たので、今年は南側から、どこか撮りやすいところに止まらないかと見ていましたが、やっぱり駄目ですね。
他にはクサシギ、チュウシャクシギ、コチドリ、イカルチドリ等が中洲には見えました。筑後川の岸辺ではツリスガラ、ホオジロ、ツグミがわんさかいました。
どこか、餌取りに出ていないかと、周囲の農耕地を探しますが、麦畑が多くて、水の張ってある田圃は一つも見あたりませんでした。
お昼前になったので、ここで撤収しました。
 
今津ではアカガシラサギが見られています。写真で見ると昨年見たものより夏羽が進んでいる感じです。私も見たいものです。

今津のウズラシギ。このところずっと見る事が出来ます。