室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第14号
2003年4月6日発行
発行:室見川の野鳥

シギチ春の渡りが始まりました!今年は少し早いのような…

夏羽になりかけのオジロトウネン。4羽の群れでした。
この週末で桜の見頃は終わりです。本当にあっという間に春になってしまいました。先週はタカブシギを見たくらいだったのですが、今週は今津、和白でシギチが楽しめました。今年のシギチの渡りは少し早いような気がします。
 
今までのフィールドノートを見ていると、この時期和白ではオバシギを見ているので、土曜日の朝、和白に行きました。引き始めた時間だったのですが、やはり和白は鳥の数は少ないですね。ダイゼンが1羽とシロチドリが1羽見られたくらいで、渡りには早すぎたかなと思っていると、シギが1羽飛んできました。シルエットでアオアシかなと思ったのですが、嘴が細い。コアオアシシギです。夏羽は初めて見ました。足の黄色が鮮やかな個体でしたが、あっという間に飛んでいってしまいました。
その後オバシギ9羽の群れを見つけました。夏羽に換羽中ってところでした。なかなか良い写真が撮れずに粘ってみましたが、今イチです。
和白では他にはダイシャクシギ2羽とコチドリが見られました。

ウズラシギ夏羽も綺麗でした。

トウネン夏羽。1羽でしきりに餌を啄んでました。

だいぶん夏羽になっているムナグロ。

足が鮮やかな黄色だった、夏羽のコアオアアシシギ。

オバシギも胸が黒くなり夏羽になっています。

ダイゼンはまだ冬羽でした。
今津には午後から行きました。木曜日にはオジロトウネン4羽、ウズラシギ2羽と、タカブシギ3羽を見つけていました。土曜日にはオジロトウネンはまだいましたが、ウズラシギとタカブシギは見つからず。そのかわり、夏羽のトウネン1羽、ほぼ夏羽のムナグロ1羽を発見。数は少なくても種類が多く見られると楽しいものです。
オジロトウネンとは何故か縁があるようで、決して多くないシギだと思いますが、私はこれまでにも何度か間近に見るチャンスに恵まれています。今度の5m位まで寄ってくれました。
オオハシシギはどうなったかなと干潟の方を探したら、オオハシシギは見つからなかったのですが、ツルシギがクロツラヘラサギの横で餌を採っていました。
なんとも鮮やかな嘴と、足のオレンジ色でした。まだ真っ黒な夏羽を見た事がないので、黒くなるまでいてくれたらいいのに…。
他にはアオアシシギ、ハマシギ、ホウロクシギ、ダイシャクシギ、コチドリ、イソシギ、タシギが見られています。

真っ黒な夏羽を見てみたいツルシギ。