室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第13号
2003年3月31日発行
発行:室見川の野鳥

桜が満開でした!少しずつ春の渡りも始まっています。

夏羽になったユリカモメ
あっという間に、ツクシの盛りが過ぎ、桜が満開になりました。ちょっと前までのすぐに雨になるような天候から、一気に春本番です。そんな良い陽気の週末だったんですが…。
 
この春休みの週末は、桜が満開になるため、花見でどこかしこも賑わいました。従って喧噪を避けるため、先週行けなかった相ノ島に、春の渡りを見に行こうと思っていました。ところが、土曜日に子供を遊ばせるために行った二丈町の山間部で、偶然アオシギを見てしまったため、朝まで迷った末日曜日も二丈へ。
林道を20分ほど走っていると、カーブを曲がったそこに赤茶色の大きな鳥が、竹藪の端に。思わず急ブレーキ。10m先にヤマドリがいました。初めて見ました。しかし、近すぎたため、すぐに竹藪に。車を降りて薮を賺し見ましたが、がさごそと2箇所で音がしているだけです。2個体いたのでしょう。

天気がいいと今津の芦原でツリスガラが鳴いています。

土曜日にヤマシギを見たポイントには8時に着き、マヒワ、カワラヒワ、キセキレイ、ホオジロ、ヤマガラ、シジュウガラ、メジロ、カワガラスなどの鳴き声を楽しんでいたのですが、う〜ん見つかりません。川が薮で囲まれて川面が見えないところが多いので、いるのかいないのかも分かりません。土曜日は2度も飛ばしてしまったので、結構開けた所に出ているものと思っていましたが…。
10時を過ぎて、鳥の鳴き声がしなくなったので下山。キロの途中、加布里湾や今津を見て行きましたが、落胆が大きかったせいか、ちっとも面白くありませんでした。
やっぱり相の島が良かったかな…と公開したりして。
今津ではタカブシギが土日見られました。ちゃぼさんがノビタキを見られているようです。
徐々にではありますが春の渡りが進行しているのを感じる事ができます。

カシラダカの♂は冠羽が真っ黒でした。

ハマシギの群れ。少し腹に黒い斑が出てきている個体がいます。