室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第12号
2003年3月22日発行
発行:室見川の野鳥

シマアジがやって来ました。春の渡りが始まったようです!

白い眉斑がくっきりとした室見川のシマアジ。
日々ツバメの数が多くなっています。やっと良い天気が続いているのですが、春の渡り鳥の姿をなかなか見つけられずにいましたが、やっとのことでシマアジのペアを見つけました。
 
シマアジは他の多くのカモの仲間と違い、日本へは旅鳥として春と秋に立ち寄るだけです。従ってシマアジ♂の綺麗な繁殖羽は、春の渡りの時期にしか見る事が出来ません。秋のエクリプス羽は、室見川で間近に見られましたので、春にも室見川で見られるかなと、先日から探していました。♂には目立つ白い眉斑があるのですが、小さい(コガモとほぼ同大)ので、カモの群れに紛れていると気付かない事があるようです。
今回はペアで見られましたが、♀は本当に地味で、コガモの♀と間違えそうでした。
どのくらい滞在してくれるのか分かりませんが、今しばらく、あの綺麗な眉斑を見ていたいですね。

シマアジの♀はコガモの♀に似ているので要注意!

春の渡りでシマアジ等が来る反面、冬鳥の数がどんどん少なくなっているようです。
サンカノゴイがこの冬今津で見られていましたが、見つけられませんでした。また、山口のきらら浜に行った時も、この芦原に隠れていると言われましたが、今まで一度もサンカノゴイは見た事がありませんでした。
海の中道で見られたとの話を聞いていましたが、いてもなかなか芦原から出てきてくれない鳥なので、子守がてら駄目モトで行ってみました。
1時間ほど粘ってみましたが駄目でした。しかし、帰りに再度覗いたら、水辺から芦原に戻っていくところが見られました。
特定の鳥を見に行く時は、私の場合、不思議と行ったらすぐ見られるか、さもなくば帰り際になって見られる事が多いようです。じっと待っていたから見られたという記憶がありません。
皆さんは如何ですか?

サンカノゴイを初めて見ました。

今回も室見川河口マリナタウンのマヒワ。やはりなかなか良い写真が撮れません。