室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第5号
2003年2月1日発行
発行:室見川の野鳥

やっと日帰りで関西遠征(奈良・大阪)に行ってきました!

イワミセキレイ

昨年10月頃大阪南港のタカサゴモズの話を聞いて、行ってみたいなと思いながらも、なかなか行けないまま。そうしたら奈良でイワミセキレイが。やはり遠征を計画しようと、いろいろと情報を収集しつつも昨年は行く事が出来ませんでした。今年も何度か、行く前に挫けてしまって…。やっと今回行く事が出来ました。関西での鳥見は初めてです。
 
朝5時起きで、6時前に家をチャリで出て、室見駅から地下鉄。土曜日と言う事で、結構待つ事に。従って、新幹線は1本遅い7時のにしか乗れなかった。新大阪から循環線で天王寺。近鉄に乗り換えて奈良へ。
実は奈良県に足を踏み入れるのは初めて。現地着が11時過ぎ。空は雲がかかっているけれど、暗くはなくて一安心。
初めての場所での探鳥は、やはり難しい。ポイントは聞いていても、そこを探すのに苦労する。まあすぐに、イワミセキレイを探してるなら場所が違う、トイレのところと怒ったように言うおばさんに出会ったが、肝心のトイレが分からない。丁度トイレに行きたくて探していたんだけども…。
イワミセキレイ。餌付いているので、ホントに近くまで来る。

シロハラ

トラツグミをと思っていたのですが…シロハラです。

大阪南港野鳥園

タカサゴモズは見るには見られたんですが…。

別の人にトイレの場所を聞いてそこに向かうが、トイレの前の林にトラツグミとシロハラが林床で餌を取っているのが見えた。急いでカメラの準備をする。
が、残念トラツグミは飛んでしまって、シロハラだけ。それでも、木の株の上でじっとしてくれて、最初の1カットになってくれた。
トイレを済ませ、周辺の案内板を見ると、トイレがいくつもある。ここではないらしいので、次のトイレに向かう。
すると、向こうから歩いてきた人たちが、いますよと教えてくれた。芝生の上に長玉カメラマンの姿。そっと近づいていくと、カメラが私の方に向いている。げっ!なんと、私の足許3m先にいる。しっかりお尻を振りながら歩いているイワミセキレイでした。
Swarovskiの最短合焦の3mを切ったりしながら、なんと愛想のいいこと。その分感動はなかったな、と、贅沢を言う。
周辺ではルリビ♂♀、ハクセキレイにキセキレイ。シロハラ、ツグミ。アオバトがいたらしいのだけど、見たのはキジバト。
先を急がなければならないので、1時の電車で大阪に戻る。

大阪で地下鉄、ニュートラムを乗り継ぎ、トレードセンター駅へ。南港に来るのは久し振り。以前何度か展示会で来ていたが、野鳥公園がある事は気づいていなかった。歩いて10分で到着。
観察舎から出てきた人が、タカサゴモズはなかなか出てこないよと言ったので、まあ仕方がないかと、観察舎に入り、タカサゴモズを狙っている長玉カメラマン達を後目に、ざっと園内の池を見る。ガラス越しの鳥見はやはり味気ない。ツクシガモが多いのには吃驚。ハマシギや、シロチドリ、アオアシシギ、セイタカシギなども見える。
さてとと、タカサゴモズを狙っている長玉カメラマンに、タカサゴモズはどうですか聞くと、そこに出ているよと言われる。スコープで見ると、芦原の杭の上にいる。「綺麗ですね」とか言いながら、余裕たっぶりにカメラを出すと、飛んじゃった!
それから約2時間。結局タカサゴ君は現れなかった。トホホホ…。
5時前に園を出て、6時前の新幹線で大阪を離れる。帰宅は9時過ぎ。列車でも、ちかれえた〜!

ヒヨドリ

こんなところにタカサゴモズが止まってくれたら、バッチリだったんですが。ヒヨドリの下尾筒が綺麗に見えます。