室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第3巻第3号
2003年1月19日発行
発行:室見川の野鳥

那珂川の綺麗なオシドリのペアと最近の室見川!

オシドリ♂

先週に続いて那珂川のオシドリ見てきました。室見川の曲淵ダムに比べて圧倒的に近いので、じっくりと見る事が出来ました。あとはビンズイとタヒバリを綺麗に撮りたいと色々回りましたが、イマイチ。カモメ類は相変わらずでした。
 
オシドリをじっくり見ると、なんと複雑な形と色をしているのかと吃驚してしまいます。私は野鳥図鑑を作成する時、他の図鑑類の記述を参考にしますが、以前オシドリのページを作成する時、羽の色をどう表記して良いのか悩みました。一番文章で詳細に記述がある「日本の野鳥590」でも、記述を諦めたのか、あっさりしたものです。
上の写真を見ると小雨覆(かな?)の下側は焦げ茶から緑そして紺になっているのが分かります。そして一番特徴的なのは橙色の銀杏羽。その下側に紺色が見えますが、これは三列風切の他の羽なんでしょうか?
飛んでいるオシドリの雄を見た事は当然ありますが、銀杏羽がどうなって飛んでいるのか記憶にありません。
足を川面につけたら波紋が広がった。

オシドリ♀

オシドリ♀もなかなか綺麗。

イカル

すぐに犬の散歩で飛んでしまったイカル。

まさか、垂直尾翼のように立っている訳じゃないだろうと思ってはいましたが、「フィールドガイド日本の野鳥」のイラストを見ると、腰のところにぺたりと寝た感じで描いてありました。観察が足りないですね。
 
最近の室見川では、バリケンが井田尻橋で見られたり、ウソが外環室見橋周辺で見られたりしていましたが、今朝小雨の中、松風橋周辺に行くと、久し振りにイカルが群れているのを見ました。それから、タゲリを室見川で初めて確認しました。
また、西部運動公園周辺でミヤマガラスの群れに淡色型のコクマルガラスを発見しました。
カモメ類は相変わらず小田部小学校横で見られます。カモメ、ウミネコ、ユリカモメ、セグロカモメの4種は普通に見られますが、お昼前後に、海で餌を採ったセグロカモメ類が羽を洗いにくるので、その時間帯だと、オオセグロカモメ、ホイグリンカモメ、キアシセグロカモメ(モンゴルカモメ)を見る事が出来ます。

アオジ

小雨の中、アオジがとことこしてくれました。