室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第2巻53号
2002年12月28日発行
発行:室見川の野鳥

家族で大分筋湯温泉へ。キアオジ、シラガホオジロ、ハギマシコも!

ハギマシコ

恒例の年末家族温泉旅行と言う事で、昨年の筌ノ口温泉に続き、今年は筋湯に決定。実は筋湯は名前を知っているだけで、行くのは初めて。昨年は早朝に一人でシラガホオジロを見に行きましたが、今年は筋湯からは、少し距離もあるので、家族を連れてまま行きに寄る事にしました。珍しいキアオジも来ていると言う事で、不承不承OKというか、有無を言わせずと言うか…。
 
金曜日の朝は家を出るのが遅くなり、10時前になってしまったが、天候も良くなり順調に大分九重町を目指します。九重ICで降りて、九酔境で休憩。すると、チェーンを装着する車が。ん?昨年より雪は少ない感じだったのですが、茶店の人に聞くと、上の方はチェーンがいるよと言われる。いるよと言われたって、ないものはない。
で、四駆でおそるおそる登る。筌ノ口温泉のところはやはり昨年より少ない。大丈夫だなとと、鳥見ポイントへ。
しっかし、寒い。天気も良くなく、農道はカチンコチンに凍っている。しばらく待ってもタヒバリとカワラヒワくらい。家族も不満光線をビビビビっと発射しているので、先を急ぐ事に。
初めて見ました、綺麗なハギマシコ!

寒い中での記念写真!

シラガホオジロもちゃんと見る事が出来ました!

飯田高原で食事をすると、急がないとどんどん凍結するよとのことなので、もうどこにも寄らないで宿へ行く事にする。長者原に着くと、やっぱりそこから先のやまなみハイウェーはチェーン規制。脇道にそれ、気をつけながらそろそろと筋湯に向かう。途中キジの親子が道路を横断するのが見られました。
大きな白い犬エンジェルがトレードマークの筋湯観光ホテル悠々亭には2時過ぎに着き、ほっとする。すると何をトチ狂ったのか、運転していたわけでもないくせに、自分のキーの入った荷物も積んだまま、私のキーは刺さったままの状態で手でドアをロックするという、全く信じられない大馬鹿者のしっかりものの妻が、車のキーを閉じこめてしまって…
温泉は宿の外の大うたせ湯から、館内の数々の露天風呂を総まくりして堪能しました。宿ではカラ類、ジョウビタキ、ミヤマホオジロなどが見られました。
土曜日の未明は-10度まで下がったらしく、駐車場の車はカチンコチン。自分の車につららまで下がっているのには吃驚。早朝鳥見など絶対に無理でした。しかし、良い天気。たっぷり暖気運転をして、宿を出て再度キアオジポイントへ。

前日に比べて、青空が出ている分、道路の雪も解けていて、鳥の鳴き声も良く聞こえます。しばらくは次男も車外で遊んでいましたが、やっぱり寒くなって戻ってしまいました。やはりじっとしていると寒いです、ヒバリの群が雪の中で餌を採っているのが見えたので、端からスコープでチェックしていたら、らシラガホオジロの小さな群れが(5羽かな?)が飛んできました。
しかし、近くない。手もかじかんでいるし、動き回るので上手く撮れませんでした。そのシラガホオジロが混じったヒバリの群をずっと見ていたら、いましたいました黄色いやつ。キアオジ発見。綺麗ですねやはり。スコープで追い、ピントを合わせ、カメラを…え、いません。動きがやはり早いし、三脚が凍結した道上なので、滑ってしまって、なかなかカメラが追いつきません。と、やっていると、飛んでしまいました。残念。
家族のものは車の中から、父ちゃん強力早く行こうよ光線がトリプルで私を狙っています。仕方がなく、車に戻り、飛んでいった先あたりを車で回る事に。川沿いを進むと電柱に小鳥がワラワラ。降りて見ると、ハギマシコではありませんか。初めて見ます。15〜6羽の群れです。草の実を食べたり、電線に止まったりしています。紫色味のあるピンクが綺麗!いつまでも見ていたかったのですが…。
それでも1時間半近く鳥見をしていた事になり、家族の不満は頂点に。
食事をたあと、家族で雪合戦をしたりして、無事下山。小雨の降る福岡には早めの3時に帰ってきました。
やはり一人で再度行かなくては!

雪景色は綺麗なのですが…。