室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第2巻50号
2002年12月8日発行
発行:室見川の野鳥

山口県阿知須町きらら浜にモズたちを見に行きました!

コクガン

今年はオオカラモズが全国的に多いと言うことで、観察のチャンスを見逃してはならじと、どこに見に行こうかと迷っていました。山口県阿知須町のきらら浜自然観察公園ではオオカラモズにオオモズも見られるとのこと。それではと言ってみることにしました。
 
自宅を7時前に出て約1時間半で現地到着。しかし残念ながらの曇天。ビジターセンターが開くまでの間に淡水池と汽水池の鳥を見ます。マガモにオナガガモ、オオバンが多くて、オカヨシも目立ちます。そんな中ミコアイサ♀2とホオジロガモ♀4が見つかりました。でもカモ達は非常に警戒心が強く、人のいる方からどんどん遠ざかり、海に飛んでいくものもいました。不忍池みたいに慣れすぎるのも問題ですが、これじゃあちょっと遠すぎます。
さすがにでかいオオカラモズ。

チョウゲンボウ♀

同じ枝のチョウゲンボウ♀。オオカラの大きさが分かる。

アトリ

アトリの群れ。

ビジターセンターでレインジャーの方々からオオカラモズの情報などを伺いました。芦原にはサンカノゴイが入っていて、日に何度か芦原を飛ぶそうです。園外の調整池にはオオホシハジロがいるとも伺いました。
まずはオオカラモズ探しで、園外に出ました。教えられた場所は、KOMOTOさんがオオカラモズ見た場所と同じでした。行くとジョウビタキが梅の木に止まっていました。周囲を回って戻ると、今度はチョウゲンボウ♀が、他の場所でアトリの群れを見て三度目に行くと、梅の木の上には白い塊が見えました。オオカラモズです。しかしでかい。チョウゲンボウ♀よりは、さすがに小さいですが…。通常のモズのサイズではないですね。飛んでいく姿も猛禽そのものでした。
センターへ戻り、調整池でホシハジロの群れの中から、オオホシを探しますが、それらしきものはいません。以前間違えているので、慎重です。

30分以上探して、寒くなったので、帰ろうかと振り返ると、チュウヒSPが飛んでいるところが見えました。
それで、駆け出しましたが、降りた先が遠いこと。
結局途中から歩いていると、視野の片隅に白い鳥。またオオカラモズ!? レインジャーさんからオオカラは1羽で、オオモズは複数いるが、夕方に園付近に戻ってくると聞いていましたので、これはオオモズか?そう思ってみると、枯れたセイタカアワダチソウの上に止まっている姿は、先ほどの梅の木の上に止まっていたオオカラモズに比べて小さいような。帰って写真でよく見ると やはり風切の白斑も小さいようですのでオオモズでしょう。
1時を過ぎたので腹も減ってきたしと、レインジャーさんにお礼を言って帰りかけたら、園外の芦原でスコープで熱心に見ているバーダーを発見。
車を止めて近づいてみると、チュウヒが木にとまっていました。

オオモズ

オオモズはセイタカアワダチソウでも止まれる。

しかし遠い。調整池の方に回り込んでみると、幾分近くなりましたが、チュウヒは初めてなので雌雄などよく分かりません。
時計が2時になりそうだったので、帰路に就きます。天気さえ良ければもっと楽しめたと思うのですが、それでも、オオカラモズ、オオモズ、チュウヒの3種ゲットで300種到達です。

チュウヒ

チュウヒ♂?。