室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第2巻46号
2002年11月10日発行
発行:室見川の野鳥

鹿児島までアボセットを見に行ってきました!

ソリハシセイタカシギ

鹿児島のattoさんからアボセット(ソリハシセイタカシギ)の情報が、それも2羽。一昨年和白、今年の2月に宍道湖で見損なっていたので、エイヤッ!と鹿児島まで行って来ました。その後出水に昨年撮れなかったアネハヅルを見に行きました。
 
朝3時半過ぎに起き、自宅を出たのが4時20分。鹿児島の現地に着く前にattoさんが待っていてくれて、一緒にアボセットを見に行きました。7時半前に現地に着くと、いましたいました、ちゃんと2羽。
一昨年の冬、和白の人工島の中をスコープを60倍にして、必死に探したのに見つからず、今年一月に米子にコウノトリを見に行った際、予定を変更して行かなかったホシザキにその日いたという事もあり、2度も見られなかった鳥だったのですが、今回はすんなりと。
しかし、思ったより小さい鳥でした。ダイサギが横に来ると可哀想なくらい小さい。
朝焼けが写ったクリークのアボセット2羽。

アネハヅル

どうにか撮れたアネハヅル。遠かった!

コウノトリ

元気のなかったコウノトリ。

飛ぶと白黒のパターンが綺麗でした。
あまり陽は射さず、昨日冠雪したという桜島は、雪は見えませんでしたが、兎に角寒くて、2時間ほどで観察終了。
それからattoさん、こけこっこさんご夫妻と別れて、アネハヅルを撮りに出水に向かいました。
東干拓に行ったら、今は荒崎との事。監視員の方としばらくお話をして荒崎へ。マナヅル、ナベヅル以外にはカナダと、アネハが来ているそうで、昨年来たソデグロは来るとしたら今月末とのこと。途中今年初めてツグミを見る。
荒崎の無料展望所で、まだ多くなっていないツルの群の中からアネハを探しますがなかなか見つかりません。
そこに偶然K園さんらが見えて、アネハの場所を教えてくれました。う〜遠い。もともとアネハは小さい上、他のツルが邪魔になって見えません。

それでも一応撮ったものの、近くに寄らないかと、しばらく待ってみましたが、どうもだめなようです。
そのあと、K園さんらを追ってコウノトリを見に行きました。
BirdLandさんや、私の後を追ったというこけこっこさんご夫妻も一緒になりました。コウノトリは元気がないようで、カラスからつつかれたりしていました。
米子でもそうでしたが、コウノトリは嘴を喉の長い羽の中に隠すようにする事が多くて、すっきりした写真が撮れません。しばらくじっとしていましたが、飛んでいって姿が見えなくなりました。羽ばたく瞬間が撮りたかった!残念。
時間も1時を過ぎたので帰路につく事にします。
東干拓に寄ろうかなと思っていたので、ツグミを見たポイントに再度寄ってみました。ヒヨドリやシロハラが飛びます。イソヒヨドリも川岸の枝に止まりました。ん?

アカハラ

今年初認のアカハラ。

枝の混んだ中に見えるのは?ありゃ!アカハラです。その先の茂みには、なんとクロツグミ。この一箇所でツグミ類5種も見る事が出来ました。
時間がないのでニュウナイスズメは見ただけ。正体不明のツグミも見ましたが…。
後ろ髪を引かれる思いで、2時に東干拓を出て、自宅についたのが5時半でした。
出水は2〜3時間で鳥見をするところじゃないことは分かってはいましたが、今日はそれをしみじみ思いました。

クロツグミ

ツグミ、シロハラ、アカハラ、イソヒヨドリ、そしてクロツグミまで一緒に見る事が出来ました。