室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第2巻35号
2002年08月25日発行
発行:室見川の野鳥

家族旅行で沖縄に!残念ヤンバルクイナには出会えず!

アジサシ

エリグロアジサシとベニアジサシの群れ

夏の家族旅行で沖縄4泊5日の日程で行ってきました。3泊は恩納村のみゆきビーチ、4泊目は那覇に移動して市内に宿泊です。観光と子供達の遊びにつきあいながら、如何にして鳥見時間を作るかが問題の旅でした。次男のわがままモードで兎に角疲れました…。
 
春に石垣に行ったため、続けて沖縄というのは…と思いましたが、長男も行きたいと言ったので、すんなりと決まり、日程は以下のようにざっと決めて行きました。
1日目沖縄南部戦績地を巡る
2日目ホテルの周囲でビーチリゾート
3日目やんばるを知ろう
4日目沖縄中部を回り、基地の街を知る
5日目庶民の台所那覇公設市場と琉球王朝を知る
実際は帰りの飛行機の関係で公設市場は前日に繰り上げました。

アカヒゲ

クリクリと可愛い鳴き声のアカヒゲ。

で、鳥見ですが、2日目から4日目は朝4時起きで、ヤンバルに通いました。恩納村からは1時間から1時間半、結構かかりましたので、夜間の林道探索は出来ませんでした。
沖縄の野鳥情報は「いがのふぃーるどのーと」のいがさん「鳥浪漫」の上村さんからお教えいただき、特に上村さんからは現地でお電話までいただきました。有難うございます。
しかし、残念ながらヤンバルクイナには出会うことが出来ませんでした。でも、ノグチゲラには未明の数分間ですがばっちり見ることが出来ました。
他にはヤンバルではアカショウビン、カラスバト、アカヒゲ、ツミ、リュウキュウサンショウクイを見ることが出来、サンコウチョウの鳴き声も聞くことが出来ました。
でも朝日が昇ると鳥の鳴き声も遠のき、鳥も姿を見せなくなり、写真を撮るのは難しかったです。

ノグチゲラ

どうにか見えるかノグチゲラ!

リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイの擬態。

アミハラ

外来種アミハラ。
その他の有名な探鳥地では、喜如嘉と金武(きん)、勝連諸島に行くことが出来ました。バンが多かったです。ヒクイナやシロハラクイナも。シギチはそれなりに入っており、シロチドリ、コチドリ、オオメダイチドリ、ムナグロ、ヒバリシギ、アカアシシギ、キアシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、ソリハシシギ、ダイシャクシギ、チュウシャクシギ、タマシギを見ることが出来ました。
喜如嘉ではリュウキュウヨシゴイがばんばん飛び、擬態を初めて見ることが出来ました。
草地ではセッカがどこでも鳴いていて、シロガシラや外来種のアミハラを多く見ることが出来ました。
海岸ではエリグロアジサシとベニアジサシをゲット。ベニアジサシは近くでは止まってくれなかったのが残念でした。

沖縄の鳥の印象では、海岸線から市街地までイソヒヨドリが多かったこと。ひめゆりの塔でも、首里城でも見ることが出来ました。それからメジロも多かったですね。ただし密猟者も2カ所で見てしまいました。これが後味悪かった!
また、喜如嘉ではのっけからカワセミが農耕地を先導してくれました。少ないと聞いていたので、ラッキーだったのかな?
まあ。忙しい旅行でしたが、丁度旧盆だったのでエイサー踊りを2カ所で見ることが出来たり、充実した夏の旅でした。
詳しくはまた旅行記を書きます。いつになるか分かりませんがお楽しみに。