室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第2巻33号
2002年08月11日発行
発行:室見川の野鳥

今津でセイタカシギの群れが見られました!

タカブシギ

セイタカシギ

先週思いもかけずに早めにシギチにあうことが出来て、今週も期待しましたが、そううまくはいかないようです。
 
この週末は、佐賀の大授と有明に遠征をもくろんでいたのですが、雨模様なため、和白と今津を回ってきました。
和白はアオサが干潟に広がり、サギの姿ばかりが目立ち、コチドリ3をようやく見つけたくらい。
市政だよりに和白の人工島「アイランドシティ」に野鳥公園を作ると言うことが書いてありましたが、どうような結果になるのか。作らないより、作った方が良いとは思うけど。室見川の野鳥園のように、単に作っただけではどうしようもない気がしますが…。
今津の方も水処理センターがコーナーの南側に作られるようになっています。今杭で柵を作られておりその部分には立ち入り禁止です。当面は鳥のいい休憩所になるのかもしれません。

ソリハシ

ヒバリシギもまだ見られました。

土曜日の朝ちゃぼさんから今津にセイタカシギの群れが入ったと連絡がありました。10羽の群れ(凄い!)だったらしいのですが、それは結局見ずじまい。それでも別に3羽を見ることが出来ました。
セイタカシギは赤い足が長く、とてもスマートなシギで、日本では少なかった鳥でしたが、現在は東京湾周辺などで繁殖しているため、見かける頻度が上がってきています。今津でも春と秋に数羽見られます。
掲示板で既報ですが、火曜日には足に黄色いレッグフラッグを付けたキアシシギが見られました。黄色のレッグフラッグは北西オーストラリアで付けられた標識だという事を示します。繁殖が終わって、これからオーストラリアに帰っていく途中に今津に寄ったのでしょう。標識がじゃまなような気もしますが、どうなのでしょうか。標識装着の有無は別にして、シギチが渡ると言うことが、本当に実感できました。

コチドリ

トウネンもいました。

アオアシ

左右がキアシシギで、中央はソリハシシギ。右のキアシシギの足に黄色いレッグフラッグが着いている。