室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 巻2第30号
2002年07月020日発行
発行:室見川の野鳥

相次いでアオバズクの巣立ちが見られました!

アオバズク

神社で巣立った3羽のうちの1羽。

まだ梅雨が明けません。天候もぐずついていますが、今週は朝全然起きることが出来ませんでした。そんな中でアオバズクが相次いで巣立ちました。
 
しかし、そろそろ梅雨明けだと思っているのですが、なかなかあけてくれません。時折陽射しもありますが、すぐに降ってきます。
夏の鳥の少ない時期に、楽しませてくれるのがアオバズクです。今年は3箇所でその姿を見ることが出来ました。
そのうち昨年も営巣した前原の方は、2週間ほど早く2羽が巣立ちました。今年見つけた前原の神社の方は3羽巣立ちました。室見川周辺の神社ではそろそろでしょうか。
アオバズクは春先4〜5月頃南方から渡ってきて、ペアリングすると大きな木のうろ等に営巣します。メスが抱卵しているときは、オスは巣穴の周囲の枝に止まって、じっと見守っています。

アオバズク

2羽の兄弟。

夜行性なので、いつも眠たげにじっとしている姿を緑の中で見ることが出来ます。和名の由来も青葉の頃やってくるフクロウ類と言うことです。
メスが巣穴から出てきて、2羽で巣穴を見守るようになると、巣立ちです。巣立ってからも、数日間は巣穴付近で家族で止まっているところを見ることが出来ます。
巣立った雛は親より一回り小さく、胸の斑ははっきりしていません。親より好奇心が強く、丸い目を見開いて、こちらを見返していることかあります。
 
最近は固定アダプタとリモートコードによるデジスコのテストもしています。上の大きな写真は1/13秒で撮影されています。今までの手持ちでは不可能なシャッタースピードです。車の中からコチドリも撮ってみましたが、デジカメを固定したままだと、やはりピント合わせが甘くなってしまいます。また、動き回る被写体を追いながらは難しいですね。

アオバズク

こんな表情をしてくれると、つい笑いたくなります。