室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週刊 巻2第23号
2002年6月2日発行
発行:室見川の野鳥

平尾台にカッコウ・ホトトギスを見に行きました!

カッコウ

平尾台にこだまするカッコウの鳴き声。

最近は今津も室見川も鳥が少なくて寂しいばかりです。昨年に引き続き初夏の平尾台に高原の野の鳥を見に行きました。
 
平尾台までは自宅から高速を使うと、1時間弱で行けるようになりました。便利なものです。
8時前に着くと、ちょっとガスがかかったような感じだったのですが、しばらくするとそれも消えて、いい天気です。
広い草原からセッカ、ホオジロの鳴き声に混じって、キジの鳴き声もしています。
まずは昨年カッコウ、ホトトギスを見た、千仏鍾乳洞前のドリーネに向かいます。託卵相手のウグイスは鳴いていますが、カッコウ、ホトトギスの鳴き声は近くではしません。ご存じのようにカッコウやホトトギスはウグイス等の巣に卵を産んで、雛を育ててもらうという、託卵という行為をします。

ホオアカ

さすがにホオアカの姿が多く見られます。

しばらく待ちましたが、声が近づいてこないので、展望所まで戻ります。そういえばホオアカの姿がありません。平尾台はホオアカが繁殖しているので、昨年は何度も姿を見たのですが…。
展望所に止め、車から出てみると、カッコウの鳴き声。なんと、山手のすぐ前の木で鳴いています。スコープを出すまもなく、飛んでいきます。翼が長いですね。
今度は、ドリーネの端にぽつんとたっている枯れ木に止まりました。急いで、そしてゆっくりと近づいていきます。なかなかこちらを見ません。お尻ばかりが見えます。
枝を移り、今度は顔が見えます。虹彩が黄色です。といっても、実は私は鳴かないとホトトギスかカッコウか分からないのです。鳴いている上に虹彩がこれだけ見えれば、カッコウだと言うことなしです。しかし、良いポーズもなく、またなかなか近づけぬまま飛んでしまいました。残念!

キアシシギ

セッカも鳴き通し。

ヒバリ

ヒバリの姿も岩の上でなんか変。

今度は枝に小鳥が。待ってましたホオアカです。室見川や今津では冬に少ししか見られないのですが、平尾台では数が多いので嬉しいです。ホオジロに似た囀りですが、少しおとなしい感じです。
続いてコゲラも止まります。草原の枯れ木に止まるコゲラというのもなかなかいいもんです。
そのあと、鳴き声を頼りにホトトギスを追いかけますが、なかなか姿を見ることができません。カッコウは雄同士なのでしょうか、2羽で争っているようなところも見ることができました。
ホトトギスは飛びながら鳴いているようで、同じところから長くしません。と、目の前を鳴きながら飛んでいきます。近くの木にとまらないかと見ていると、丘を越えて行ってしまいました。
結局ホトトギスの写真は撮れませんでしたが、11時になるので帰ることにしました。

一週間のまとめ(5/28〜6/2)
いい天気が続きますが、近場は鳥がいませんね。
室見川でササゴイを探しましたが、姿が見えません。金屑川で見られたそうですが、私はまだ今年未見です。キジに雛が2羽生まれたそうです。
今津では田圃でアマツバメが見られました。目の前を飛ぶそのスピードに圧倒されました。