室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週間 巻2第18号
2002年4月28日発行
発行:室見川の野鳥

ちゃぼさん、darumaさんと相島に行ってきました。

アトリ雄

なかなかおちゃめなアトリ♀。

土曜日は、春の渡り鳥を探しにちゃぼさん、darumaさんと新宮町の相島(あいのしま)に行ってきました。昨年は5月17日に行ってヤマショウビンに出くわしやのですが…。
 
和白の北の新宮港から船で約17分。相島では約220種の野鳥が確認されており、その90%が渡り鳥だそうです。相島は島も小さい上に、福岡から近く、渡り鳥を見るには格好の場所です。
海上で早くもシロエリオオハムが見られ、期待に胸がふくらみます。上陸するとツバメが港町を飛び交い、メジロとウグイスの鳴き声が全島にこだまします。空にはトビが舞っています。
が、夏鳥はエゾムシクイの鳴き声がしただけで、見られたのはノビタキ♀くらい。アトリやアオジ、シロハラなどが残っており、楽しめはしましたが、やはり夏鳥が堪能出来ず、残念でした。

両巨頭

シロエリオオハムを見ている両巨頭。

ウミウやハヤブサが見られる崖の草原に座り、お弁当を食べながら、カメラや鳥に話等で盛り上がり、1時50分の船で戻りました。
その後、アジサシ類を見に行こうと言う事になって、和白の西側の雁の巣に行きました。丁度干潟が伸びていて、潮干狩り客で一杯。そんな中にオオソリハシシギがポツンと1羽いました。シギチも受難です。
波打ち際をヒラリヒラリとコアジサシが飛び、ダイブするところも見る事が出来ました。また、アジサシの群れも飛んで行くところが観察できました。
室見川まで戻ってきて、ファミレスで1時間程コーヒーを飲みながら、再度鳥やカメラの話にして、5時過ぎに解散しました。
目指す鳥には振られても(darumaさん、ちゃぼさんの組み合わせは鳥の出ない組み合わせという噂あり)、楽しい一日でした。

コアジサシ

雁の巣でコアジサシも見てきました。

ノゴマ

初めてノゴマの鳴き声を聞きました。(4/28)

福岡市内の夏鳥の鳥見はやはり南公園ということで、先々週から通っていますが、今週は…。
 
金曜日にはキビタキが見られましたが、さえずりが聞かれませんでした。オオルリもいたようでしたが、これもさえずっていませんでした。
夏鳥では先々週のコマドリの他はセンダイムシクくらいしか鳴き声を聞いていません。寂しいなと思っていましたら、今日は非常に良い声が聞かれました。じっと薮の方を見ていると、喉の赤いのがはっきり見えます。ノゴマの雄でした。福岡では初めて見ました。
このように南公園では、順調に夏鳥を見る事が出来ているのですが、姿が見られるのが暗い場所が多く、デジスコではなかなか撮れません。
すぐ近くでその綺麗な姿が見られるのに、写真には撮れないと言うのは、かなりフラストレーションが溜ります。

亜種シベリアアオジ

暗いところがお好きなキビタキ♂。(4/26)

亜種シベリアアオジ

まださえずりをきちんと聞いていないオオルリ。(4/28)

一週間のまとめ(4/22〜28)
室見川はチェックしていませんが、そろそろチュウシャクシギ等が河口側で見られるはずです。
今津では田圃や蓮田でセイタカシギ、タカブシギ、ウズラシギ、ムナグイが見られています。河口ではチュウシャクシギなど。クロツラヘラサギは4羽残っています。