室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週間 巻2第17号
2002年4月21日発行
発行:室見川の野鳥

対馬で通信使さんと鳥見をしてきました!

サシバ雄

サシバ雄。

春の渡りの走りでも楽しめればと、土曜日は日帰りで対馬に行ってきました。生憎の天気でしたが、現地では通信使さんが一日おつきあいしていただき、初めての対馬を堪能しました。
 
福岡空港からたった30分で対馬空港に着きました。シートベルト着用のランプが消える間もなくと言う感じでした。空港には通信使さんが迎えに来てくれてましたので、通信使さんの車で早速厳原町の探鳥ポイントに案内していただきました。
町長選挙中で、選挙カーの声を聞きながら内院で探鳥です。電柱にサシバが。トビがサシバを追い払います。別の電柱にはチョウゲンポウが止まっていました。いたるところでメジロ、ウグイス、コジュケイの鳴き声が聞こえます。対馬ではヒバリは冬鳥だそうで、セッカも少ないとか。
ヒバリのさえずるこちらとは雰囲気が違います。

メジロ

良い声で鳴いていたメジロ。

コホオアカやノジコ、シロハラホオジロ等のホオジロ類を期待していたのですが、ホオジロ類が少なくて見当たりません。夏羽のタヒバリが4羽電線に止まり、ツバメがビュンビュン飛び回っていました。
山手の方に入ると、シロハラホオジロか?と思われる個体を見ましたが確認出来ず。またサシバが3羽見られました。雄に比べて、はっきりと白い雌の姿も見られましたし、鳴き声もはじめて聞きました。
イノシシ除けで囲まれた畑のところの林で、通信使さんはノジコを発見するが、私は見つける事が出来ず、残念無念。ここで1羽正体不明の鳥がいて、写真には撮ったけれど、識別できません。(ちゃぼさんところの識別板に貼っています)アカマシコ♀と判明しました!ラッキー
続いて浅藻の田圃では、カワラヒワ、アトリ等の中に胸まで濃い色の亜種シベリアアオジが混じっていました。はじめて確認できました。

綺麗な夏羽のタヒバリ

綺麗な夏羽のタヒバリ。

亜種シベリアアオジ

亜種シベリアアオジもいました。

と、とうとう降り出してしまいました。
小雨の中、豆酘〜瀬〜佐須〜上見坂と廻ります。途中クロツグミらしい声を聞いたり、オオルリの声が聞こえたりしましたが、ホオジロ類の姿は少なく、見られたのはホオジロ、アオジ、ミヤマホオジロ、カシラダカというところ。
洲藻のところの水の入った田圃でタカブシギ。加志の芦原でノビタキ夏羽を見る事が出来ました。
結局雨は上がらず、昼食を抜いて下地方の探鳥ポイントをぐるっと廻りましたが、目指すホオジロ類には出会えませんでした。
空港で飛行機の時間まで通信使さんとお話をして分かれました。大変お世話になりました。
対馬は、なかなか魅力的なポイントが沢山あり、まだ上地方にも行っていませんから、是非とも近い内に再度挑戦してみたいと考えています。

一週間のまとめ(4/15〜21)
室見川ではカモメがいなくなり、18日にはオオヨシキリが見られました。曲渕ダムパークでは、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイが。
今津では17日18日にコシャクシギ10羽の群れが見られました。セイタカシギ、タカブシギ、ウズラシギも見られています。アマサギ、チュウサギ、オオヨシキリも。
南公園ではコマドリ、マミチャジナイ、コサメビタキが見られました。