室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週間 巻2第16号
2002年4月14日発行
発行:室見川の野鳥

大授・有明干拓にシギチ、南公園に夏鳥を見に行きました。

キジ♂

ハマシギが舞う佐賀県大授搦

先週の予告通り、土曜日は佐賀の方にシギチを求めて行きました。
 
ちょうど大潮の満潮が9時頃だったので、大授搦にまず行きました。8時頃着くと、干潟はだいぶん短くなっていて、凄い数のシギ・チドリが見えます。数を数えるのはちょっと無理です。ダイゼンとハマシギが中心で、合わせると1,000羽を超えていると思います。時折ハマシギの群れが飛んで、場所を移動しますが、それが本当に凄い数。ところどころに赤く見えるのは、夏羽になったオオソリハシシギやコオバシギ等です。オバシギもかなりいましたが、コオバも10数羽いたと思います。
とにかく凄い数のシギチが潮が満ちてくるのに合わせて、近付いてくる様は圧巻です。メダイチドリ、シロチドリ、アオアシシギ、ホウロクシギ、ダイシャクシギ、チュウシャクシギ、それにムナグロも見えました。

キジ♀

有明のタカブシギ。液晶フードなしなのでピントが合わない。

今回は干潟で作業をしている人がいたので、思ったり近付かないまま、全て飛んでしまいました。残念。
その後有明干拓に向かいましたが、蓮田をぐるっと廻ってもタカブシギが10羽くらいと、コチドリ、タシギと寂しかった。
写真も液晶フードを西表島で紛失したので、ピントが合わず写真がイマイチでした。
 
日曜日は南公園に夏鳥を探しに行きました。丁度届いたNICON製の液晶フードを付けてみました。
 
昨年は26日にクロツグミやオオルリを見ていましたので、少し早いかと思いながら行きました。行くとツグミやシロハラの他にはシメが2羽いただけでがっかり。しかしNICONの液晶フードは、今までのTIDEのより見やすい事が判明。液晶との距離が丁度良いのかも知れません。

ホイグリンカモメ

液晶フードを付けて撮影。南公園のシメ♀。

そのテストをかねて、草の上で餌を啄んでいるツグミを撮っていたら、横からもう一羽出てきました。ん?胸が赤い!マミチャジナイでした。その後、木の枝に止まったクロツグミ♂を発見。やはり来ていました。
マミチャジナイは7羽+いて、シロハラとともに、森の落ち葉をかき分けて餌を探していました。クロツグミも混ざっていましたが、♂のほかに♀1羽も見られました。実はクロツグミ♀を見て、ワキアカツグミだと舞上がってしまいましたが、家に帰ってきて図鑑を見て分かった次第。ちょっと残念でした。
しかし、南公園の森の下は暗い。写真はISO400で15〜30分の1秒とか表示されない。手持ちの手ブレと、被写体ブレの為、大半が流れた写真になってしまいました。下の写真は最初に発見したマミチャジナイ。このくらい明るいところだといいんですが。

マミチャジナイ♀。