室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週間 巻2第15号
2002年4月7日発行
発行:室見川の野鳥

センダイムシクイが鳴き、キジも元気でした!最近の室見川。

キジ♂

神経質なキジ雄。

すっかりカモ類が少なくなった室見川ですが、今朝はセンダイムシクイの鳴き声を確認しました。春の渡りが始まっているようです。ツバメ、イワツバメの営巣作業も見られます。
 
天気は良くなかったのでッすが、久しぶりに室見川のキジポイントへ、キジを見に行きました。すると、待つ迄もなく、大根を収穫した後(というか、青果の暴落で破棄した後)の畑に3羽いるのが車から丸見えでした。
車を止めてそっと近付いて行くと、雄1羽と、雌2羽です。昨年は番と雛しか見ていませんでしたが、今年はハーレムとなるのでしょうか?
オスが警戒してか、コーンと鳴き、叢に隠れても、雌2羽はのんびりしたもんでした。雌は地味だから、枯れ草等に紛れて、確かに離れていると気付かない事も多そうです。
今年も可愛い雛が誕生する事を祈っています。

キジ♀

余裕のキジ雌。

室見川では、ユリカモメの姿も少なくなりましたが、大型のセグロカモメ等は北に帰る途中の個体が立ち寄っているのか、以前より多く見られるようです。今年室見川では6種類のカモメが見られました。
 
通年見られるウミネコ、10月初めに渡ってくるセグロカモメ、ユリカモメ、12月頃から見られるカモメに加えて、今年は、オオセグロカモメが良く見られ、ホイグリンカモメまで見る事が出来ました。
ホイグリンカモメはセグロカモメと識別が難しい為、とにかく足の黄色いセグロカモメを中心に観察をしていましたが、先月初めて見る事が出来ました。
セグロカモメより小さく、背の色がウミネコくらいに濃く、足の色が鮮やかな黄色でした。セグロカモメとの中間個体は、かなり見る事が出来ますが、これはホイグリンだと言えるのはやはり少ないようです。

ホイグリンカモメ

ホイグリンカモメ

今津ではまだシギチが少ないようです。来週はシギチに挑戦です。