室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
一応週間 巻2第13号
2002年3月24日発行
発行:室見川の野鳥

ヤツガシラを見に鹿児島へ行ってきました!ノビタキも!

ヤツガシラ

ヤツガシラ

各地から春の渡り鳥の話がチラホラと聞かれるようになりました。シマアジは今津で見る事が出来ましたが、ヤツガシラはまだでした。そこへ鹿児島の「とりみたい」のattoさんからヤツガシラの情報。ゆっくり見ることができるということなので、意を決して往復750kmへ挑戦しました。
 
自宅を5時15分に出て、途中のSAで熊本ラーメンを食べて、9時過ぎに谷山ICを降りたところでattoさんと合流。大浦でこけこっこさん御夫妻と一緒になり、ヤツガシラの笠沙町を目指す。笠沙町の漁港ではセグロカモメに混じってカツオドリが飛ぶのが見えた。天気は回復したが、風が強い。
目指すポイントの山は工事中で、山に登るのに少し時間がかかったが、10時頃到着。先に確認に行ってくれていたK園さんの車が見えたと思ったら、K園さんの車の前にいました。目指す鳥ヤツガシラが。

ツグミ

亜種ハチジョウツグミとの中間個体のツグミ

あっさりご対面したヤツガシラは、道路脇の草むらで餌を突いては、ちょこちょこ歩いて行く。時折小首をかしげるポーズをとったりする。後ろに長い冠羽と、長い嘴で、図鑑等で見る横から見る顔は長い。これを正面から見ると、まったく何か分からない顔になる。そして小首をかしげる。思わず笑みがこぼれて来る。
あまり警戒心がなく、山菜取り人がとおりがかかって、飛んでも、またすぐ近くに降りる。飛ぶと白黒の翼が際立つ。草むらで餌を探しながら、逆光側にどんどん遠ざかって行っていたので、その横をそっと通り抜けようとしたら、飛んでしまった。今度は、う〜ん、戻ってきませんでした。
その後12時過ぎに昼食のため下山し、再度カツオドリのダイブを見てから、食事場所へ向かっていたら、先に下山していたK園さんから、別のポイントに2羽いると連絡が入りました。

とりみたい

「とりみたい」のこけこっこさんとattoさん

ノビタキ夏羽

ノビタキ夏羽

ポイントに着くと、ちょっとした芝生のグランドの先に、ヤツガシラが2羽いるのが見えました。上空をトビが飛ぶと警戒して、フェンスに登ったり、木陰に隠れたりする。朝見た個体も鳥影で驚いて飛んだ事があったが、上空をトビとミサゴが飛んでいたので、ミサゴを警戒していたのかと思ったら、トビでも飛んだので吃驚。
この場所では頭が黒い、ノビタキ夏羽も見る事が出来ました。
K園さんらとお話しながら、昼食もとらず鳥見を楽しんでいたら、何時の間にか3時前。長男の誕生日だったので、夕食には戻る約束。あわてて帰路に着く事になる。attoさんには再び谷山ICまで先導してもらい、無事高速に乗る帰路に着きました。
途中食事をしたり、少し昼寝をしたり、渋滞に巻き込まれたりして、7時15分に帰宅しました。往復738Kmでした。

鹿児島は田植えが終わっているところがあって吃驚しました。ヤマザクラも満開でした。
「とりみたい」の方にはいろいろとお世話になりなりながら、写真のできがイマイチで、とっても残念。天気が良かったせいか、風があったせいか、スコープで最後までピントがしっくり来ませんでした。冠羽を拡げたところも見とれてしまって、上手く撮れませんでした。
 
今年は異常気象で桜に開花が以上に早く、福岡でも今日満開でした。急に風が2〜3日前から強く、気温も少し前より平年並みに下がっていましたが、室見川は花見客で満杯でした。
月末は家族旅行で石垣に行ってきます!カンムリワシ、ムラサキサギ、シロハラクイナ、キンバトは絶対見てきたいと考えています。アカショウビンもいたらいいな!

ヤツガシラ

冠羽を拡げた後のヤツガシラ