室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
不定期刊 巻2第11号
2002年3月9日発行
発行:室見川の野鳥

念願のルリビタキ、三度目の正直でやっと見られました!

ルリビタキ

ルリビタキ♂(ISO400、1/68sec)

冬が終わると言うのに、青い鳥がなかなか見られなくて、焦っていました。ルリビタキは九州では冬鳥なのです。今宿野外活動センターでは♀タイプを遠くでちらりと見る事は出来ましたが、消化不良でした。
 
先週に続いて同じポイントに向かいます。遅れてしまって、現地着が8時をまわっていましたが、そこはまだ日が射しておらず、暗いまま。ちゃぼさんが先に来ていたので、マヒワやメジロを見ながらルリビを探します。ちゃぼさんが先の方で何やら見つけた様子。クチパクとジェスチャーです。ルリビか!と緊張したら、目の前に飛んできました。今度は私がジェスチャーする番です。青さがとても素敵な♂でした。ちゃぼさんとどきどきしながら写真を撮りました。こちらを見る目つきが可愛いく、白い眉斑が凛々しかったです。と言う事で三度目の正直でルリビタキをちゃんと見る事が出来ました。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギの水浴び

今津はめっきりカモ類が少なくなりましたが、まだクロツラへラサギやヘラサギはいます。今日は久しぶりに水浴びや羽繕いするところを見る事が出来ました。
そろそろ春の渡りが始まります。今津では昨年の3月中旬にアカアシシギやツルシギを見ていますし、シマアジやヤツガシラも見られています。
ヤツガシラは無理にしても、シマアジは昨年室見川でも見られていますので、是非♂の綺麗な眉斑を見たいものです。(私は秋に地味なエクリプス羽を今津で見ました)
猛禽類も出会う事が少なくなりました。楽しませてくれたチョウゲンポウやノスリ、ハイタカ、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンポウ、コミミヅク…等。すべて北に帰って行きます。今日は珍しくチョウゲンポウ♂のホバリング姿をじっくり見る事が出来ました。
このチョウゲンポウは、雄なのに胸がかなり橙色で、もしかしたら、大陸型亜種チョウセンチョウゲンポウ(F.t.tinnunculus)なのかも知れません。

チョウゲンポウ

チョウゲンポウ♂のホバリング