室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
不定期刊 巻2第10号
2002年3月3日発行
発行:室見川の野鳥

春ですね!小鳥達がさえずりを聞かせてくれています!

メジロ

梅にメジロのウメジロ。やっと撮れました。(3/3ダムパーク)

最近の福岡はめっきり春めいて、良い気候です。今迄薮の中に隠れていた小鳥も、この陽気に姿を見せてくれる事が多くなりました。また、ヒバリやホオジロ、シジュウガラ、セキレイ類等のさえずりがそこかしこで聞かれ、満開の梅にはメジロ等が蜜を吸いに集まっています。
 
と、早春の鳥見は大成功のようですが、その分冬鳥たちが帰る時期になってきました。カモ類はかなり数が減っていますし、ユリカモメもうっすら頭が黒くなっているものがいます。そのなかでこの冬まだ出会っていないとりや、しっかり見ていない鳥もいます。
その一つがルリビタキ。2度ほどちらっと見る事は出来ましたが、まだ写真に撮る事は出来ません。ルリビタキ目当てに何度も山に行っているのですが…。福岡では冬鳥なので、急がなくちゃ!

ホオジロ

さえずるホオジロ。(3/3石釜)

曲渕ダムをはじめ、オシドリを見る事ができるところが何ケ所かあります。しかし、警戒心が強く、近寄ってくれません。というより、こちらから明らかに遠ざかって行くのが分かります。
今日は曲渕ダムで、珍しくダムサイトの奥側にオシドリの群れがいました。いつもの対岸より少しは近い距離です。壁から体が見えないように腰をかがめて近付いて、座ったまま、壁に開いている穴から写真を撮りました。
う〜んそれでも遠い。一番奥が近いのでそこ迄行くと、そこは壁が切れて、金属の手すりのみ。撮影には良いのですが、体が見えてしまいます。少し迷いましたが、少しづつ体を壁から出して…と、いきなり羽音です。
後にはマガモだけが我関せずと浮かんでいました。
自然な状態のオシドリは本当に警戒心が強いと改めて思った次第でした。

オシドリ

オシドリのペア。(3/3曲渕ダム)

この良い天気の下にいると、春が来るんだなとしみじみ思います。郊外に行けば、ツクシ取りの人の姿が目立ちます。各地の公園では梅の花を見に人が集まっていますし、室見川にも多くの人が出ていました。
私はまだルリビ追っ掛けの冬が続きます…。