室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
不定期刊 第34号
2001年10月5日発行
発行:室見川の野鳥

もうすっかり秋です。秋の小鳥達も渡って来ました!

コサメビタキ

舞鶴公園のコサメビタキ

公園の桜の葉っぱが色付き、散りはじめています。モズの高鳴きが、木犀の香りのする早朝の住宅街に響くようになりました。秋です。シギチの渡り、タカの渡りは峠を越しましたが、秋の小鳥が通過しています。

今月になって舞鶴公園や南公園ではエゾビタキやコサメビタキが、葉っぱの少なくなった桜の木の間を、ひらいひらりと飛んでいるのが見られました。小さくて地味な色ですが、目がクリクリしていてとても愛らしい小鳥です。同じ仲間のサメビタキは残念ながらまだお目にかかっていません。

また、サメビタキ類の他にはキビタキが見られました。シジュウガラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、コゲラ等が混群を作りはじめたようで、蝉の声の消えた林が賑やかになって来ました。

今津の田圃ではノビタキが見られました。棒杭の先や、草の先端に止まるので、見つけやすい小鳥です。冬羽になっているので、黒みがなくて、一瞬何か?と戸惑ったりします。

ノビタキ

今津太郎丸のノビタキ♀

水辺の方では室見川にセグロカモメが帰って来ました。愛宕大橋より河口側で見られます。ウミネコより大きく、足がピンク色です。カワウも戻って来ています。

カモ類も今津、和白と数が増えつつあります。マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ。まだほとんどのオスが地味なエクリプス羽ですので、色は綺麗じゃなく、識別しづらい状態です。

来週には室見川にもユリカモメが見られるようになり、カモ類も入ってくるでしょう。寒くはなって来ますが、鳥を見るには楽しい季節の到来です。

和白にはミヤコドリが来ているようです。今津にも今月半ばにはクロツラヘラサギが帰ってくるでしょう。

ヒドリガモ

和白のヒドリガモ