室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
不定期刊 第33号
2001年9月25日発行
発行:室見川の野鳥

タカの渡りです!佐世保にアカハラダカを見に行きました。

アカハラダカbyちゃぼさん!

風に舞うアカハラダカ(ちゃぼさん提供

タカの渡りのシーズンになりました。昨年見なかった為初めての体験です。

福岡では油山でハチクマの渡りが見られますので、19日に片江展望所を覗いてみました。ハチクマは瀬戸内海〜企救半島〜福岡〜平戸〜五島列島というルートを取る為、マイフィールドの室見川の上空も通過します。といっても観察するには高くて見晴しのいいところがいいようです。

19日は2時間程いましたが、まだピークではないので、サシバ1とハチクマ40羽程見られましたが、遠かったです。ハチクマは今週がピークのようです。

22日はちゃぼさんと佐世保烏帽子岳にアカハラダカを見に行きました。アカハラダカは朝鮮半島で繁殖し、対馬を経由して長崎へと渡って来ます。渡りのピークはハチクマより早く、現地ではもう終わったよとまでいわれました。

烏帽子岳

烏帽子岳のタカ渡り観察風景

それでもめげずに強風の山頂で、3時間の間にハチクマ1、アカハラダカ40羽程度を見る事が出来ました。初めてアカハラダカは見ましたが、かなり小さくて、可愛い感じがしました。

コリメートで撮ってやろうとスコープを担いで行きましたが、強風で倒れる始末。一瞬しかファインダーで捕らえる事しか出来ず、今回はちゃぼさんの提供によるD-30の映像です。

ハチクマもアカハラダカも、タカ柱ができるような大きな群れを見ていませんので、タカ渡りの神髄に触れていないのかも知れません。

今津では休耕田の水がなくなり、シギチの渡りは終息を迎えてようです。干潟にはカワウやカモ類の姿が目立つようになりました。蓮や水草に覆われていた二つ池も、次第に湖面を見せるようになりました。カイツブリ類も渡って来ます。

オナガガモ

オナガガモ(エクリプス)が見られました。