室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第22号
2001年7月9日発行
発行:室見川の野鳥

鳥見一周年-----暑中お見舞い申し上げます!

モズの若鳥(室見川西部運動公園横にて撮影)

暑中お見舞い申し上げます。どちら様もお体にお気をつけください。また、本日7月9日で鳥見1周年となりました。

この1年間でライフリスト(確認種)が200を超えると思っていましたが、最終的に183(+亜種4、外来種4)でした。やはり世の中そう甘くはありません。それでも室見川だけで約100種も見る事ができました。

さて最近の室見川ですが、先月末からの大雨で水位が上がったままで、中洲も形をかえてしまっているところがあります。その影響もあるのでしょうが、川面や川岸には全体的には鳥が少なく、昨年の今日初めて見て、鳥見をはじめるきっかけとなったカワセミも、以前に比べると見る機会が少ないようです。                       

それでも、モズやカワセミ、セキレイ類などの幼鳥の姿を見る事ができます。大雨にも負けずに育っているようです。

川が落ち着くまでは、室見川周辺の田圃の方が賑やかです。田植えが終わって水が入っている為か、アオアサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギのサギ類とマガモがあちらこちらで数多く見る事ができます。

繁殖を終えた、ダイサギ、チュウサギは既に嘴が黄色くなって、冬羽に換羽中です。キジは草が伸びて姿が見つづらくなっていますが、順調に子育てをしているようです。

8月の中旬になると、キアシシギが又渡ってきますが、それまではこのような感じで室見川は静かに推移します。

カワセミ幼鳥(室見川丸隈橋堰にて撮影)