室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第16号
2001年5月26日発行
発行:室見川の野鳥

平尾台にキジを探しに行ってきましたが---見事空振り。

平尾台の風景(本当はキジの写真を掲載する予定だった)

日本の国鳥キジを見に平尾台まで行ってきました。
 5月の連休で大分の安心院で見る予定だったキジが見れず、今津近辺で4月に見られたと言う情報もあって、キジを見たさに平尾台に行ってきました。
 平尾台と言うのは、北九州市と苅田町、行橋市にまたがるカルスト大地で、山口の秋吉台と並び鍾乳洞などで有名なところです。
 平尾台にキジがいるとという情報は、「白川の里」のTAKEさん等から頂いていましたので、高速飛ばして、何と30年ぶりに行きました。
 着いたのは7時過ぎ。天気予報は晴れだったんですが、あいにくの曇り。千仏鍾乳洞方面でキジを探してみました。車の窓を開けて走ると、あちらこちらから鳥の鳴き声がします。ウグイス、ホオジロ、ホオアカ、セッカ、それに混じって、ホトトギスにカッコウの鳴き声が

ホオアカ。

してきます。
 千仏鍾乳洞の少し前の方に駐車。周辺の草原を歩きました。時折四方から「コウ、コウ」とキジの鳴き声がします。でも、姿は見えません。
 草原はホオアカやセッカが姿を見せてくれますが、なかなか写真を撮らせてもらえません。そうこうしているとカッコウが先の丘の上の枯れ木でさえずりはじめました。曇りで空ぬけなので真っ黒にしか見えません。写真を撮る間もなく、あっという間に飛んでしまいました。
 暫くすると今度はホトトギスが遠くの電線の上でさえずりはじめました。えんやこら、どっこいしょと丘を登って見ると、かなり近付けましたが、やはり逆光の空ぬけ。1枚撮ると飛んじゃいました。
 9時過ぎると天気は回復しましたが、今度はキジの鳴き声がしません。
 平尾台のキジは結局お預けとなりました。再度挑戦します。

ホトトギス