室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第11号
2001年4月18日発行
発行:室見川の野鳥

室見川にオオヨシキリが戻ってきました!

東南アジアから、室見川の夏の主役オオヨシキリが戻ってきました。
 4月18日室見川室住団地横では、オオヨシキリのあの特徴的な「ギョギョシ」という声が聞かれました。昨年9月18日に見たのが最後でしたので、7ヶ月ぶりと言うことになります。
 オオヨシキリはとにかく大きな声で鳴くため、室見川沿いを通る人は必ずその声を耳にするはずです。「ギョギョシ、ギョギョシ、ケスケスケス」と聞こえます。声のする方をじっと見ると、葦などの先端で、頭の毛を逆立てて、嘴をいっぱいに開いて鳴いている姿が見つかるかも知れません。雀よりも大きいので案外見つけやすいと思います。
 オオヨシキリのメスは、オスに比べて1週間から10日間遅れて渡来します。渡来したばかりの現在は、オスの縄張り確保の時期なのでしょう、葦の茂みの中で2羽が争っている姿も見ることができました。
 これからセミが鳴き出すまでの2〜3ヶ月間は、オオヨシキリの鳴き声が、川面を席巻します。その間に葦原の中に巣を作り、4〜6個の卵をかえします。雛は2週間程で巣立つようです。

室住団地横
 オオヨシキリが鳴き出した室住団地横では、17日にタカブシギが見られました。また、18日にはコシアカツバメも見られました。
 左の写真の位置で30分〜1時間ほど待っていると、実に様々な鳥がやってきます。スズメやカワラヒワの水浴びは日課のようです。サギ類、セキレイ類、カワセミ、コチドリ、アオジ、セッカ等が常連です。まだ、マガモやユリカモメ等も見られます。
 ちなみに右手前に写っている自転車が愛車「室見号」、左が愛機Leica APO-TELEVID77。

さえずるオオヨシキリ(4月18日室住団地横にて撮影)

タカブシギ(4月17日室住団地横にて撮影)

室住団地横風景