室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第10号
2001年4月12日発行
発行:室見川の野鳥

ようやくイカルを / チュウサギ帰ってきました!

イカル(4月11日矢倉橋で撮影)
福岡では留鳥のイカル。同じ室見川で鳥見をしているちゃぼさんは見ているのに、私は見たことがありませんでした
 4月11日、久々早起きができたので、ちゃぼさんが良く見ている矢倉橋へ行ってみました。いろんな鳥はいましたが、イカルは見当たりません。諦めて帰ろうとすると、林の竹の上にイカルがいました。黄色い大きな嘴がとても可愛く思えました。
 同日ちゃぼさんは20羽くらいの群れを見たそうです。
 室見川では100種以上の野鳥が確認されていますが、私がこの9ヶ月間で見ることができたのは95種になります。室見川はなかなかの野鳥の宝庫です。

室見川にチュウサギが帰ってきました。
 昨年秋に南に渡って行ったチュウサギが、室見川に戻ってきました。越冬している個体もいるようですが、室見川では少ないようです。
 観察できたのは、まだ嘴に黄色い部分が残った、冬羽の個体で、吉武の田起こしの始まった田圃で、餌を啄む姿が見られました。
 チュウサギはダイサギやコサギアオサギと違って、どちらかというと川の中より草地を好む傾向があるので、川の中で見られるのはもう少し後かも知れません。
 同じ体の白いダイサギとの見分け方は、チュウサギは体が小さいことのほか、口のはし(口角)が目の下をこえないことなどがあります。ダイサギの口角は目より後方にあります。
 左の写真はまだ冬羽ですが、チュウサギもダイサギも夏羽では嘴が黒くなりますが、チュウサギは眼先(目と嘴の間)は黄色いままですが、ダイサギは青緑になりま)。〈詳細は野鳥図鑑を見て下さい〉
 室見川ではこの冬ダイサギ(亜種ダイサギと亜種チュウダイサギの2種)、コサギ、アオサギ、ゴイサギが見られましたが、ダイサギの亜種ダイサギはもう北へ帰ったようです。チュウサギが帰ってきましたので、後はアマサギ、ササゴイがやってきます。
 初夏からの室見川はサギ類で賑わいます。橋本八幡等のような林の上には、サギ類が集団コロニーを作って、子育てが始まります。楽しみです。

チュウサギ(4月11日吉武にて撮影)