室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第9号
2001年4月10日発行
発行:室見川の野鳥

室見川に静寂が訪れます----桜の花ももう終わりです。

室見川の桜の花も先週末が盛りでした。9日の雨で地面は花びらの絨毯になっています。
 福岡市では10日が中学校、11日が小学校の入学式です。桜満開のもとの入学式とはなりませんでしたが、良い天気が続くといいですね。
 先週は多くの人が室見川で花見を楽しんでいました。バーベキューをする家族連れ、芝生に棒杭をうちロープで陣取りをする会社関係の集団、子供会や、若い人の同窓会みたいな集団など、様々な人で、室見川沿いは朝から夜まで溢れかえっていました。
 その喧噪に恐れをなしたのか、鳥たちの姿はかなり少なく感じられました。カラスとドバトがおこぼれをあずかろうと、集まっていたほかは、けたたましく鳴くヒヨドリくらいです。しかし、桜の満開の木に群がる、カラスの集団はあまり絵にならない風景でした。
 桜の散りはじめた室見川周辺をまわってみると、あちらこちらにゴミの山。草の上にしいたままの破れたゴザの残骸、何処から持ち込んだのか皮張りのソファーやイス、テーブルまでが転がっています。
 朝から市の公園整備の車がまわっていますが、その横で、すでに花見の準備が始まっていました。
 春の気持ちよい風に、美しく舞い散る桜の花びら。この花びらをゴミ隠しにはしたくありませんね。

タヒバリ夏羽で水浴び
 室見川流域でも西入部周辺の農耕地で見られるタヒバリが、室住団地横に現われて、水浴びをしていました。胸は橙味を帯びて、夏羽になっていました。そろそろ、北へ旅立つのでしょう。

公園は花びらの絨毯です(4月10日野生の広場にて撮影)

タヒバリが水浴びに来ました(4月10日室住団地横にて撮影)

宴の後(4月10日野生の広場にて撮影)