室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
不定期刊 第5号
2001年3月12日発行
発行:室見川の野鳥

鳥達がさえずりを始めました。室見川で春を見つけよう!

ツクシが室見川の土手にちらほら見受けられるようになりました。
 17年ぶりの3月の積雪となった福岡でしたが、春は少しずつ本格的に近付いてきているようです。室見川では最近鳥のさえずりが良く聞かれるようになりました。野鳥達も繁殖期に入ります。
 ウグイスは冬の間「チャッ、チャッ」という笹鳴を繰り返していましたが、最近では遊歩道沿いの植え込みの中から「ホーホケキョ」というお馴染みの鳴き声を聞くことができるようになりました。植え込みなどの中を動き回りますので、姿はなかなか見られないのですが、この声を聞くと春だなと言う気がします。
 冬の間「キィキィ」と高鳴きをしていたモズは、ペアを作り、クチュクチュとぐぜり鳴きをしています。
 室見川下流では見かけることが少ない、ホオジロも室住団地横で「一筆啓上、仕り候」とさえずりを聞かせてくれています。
 少し川を遡り、入部辺の農耕地に行くとヒバリがさえずり飛翔しているのが見られます。
 上空を見ればもう既にツバメが飛んできています。冬の間もいたイワツバメと一緒にビュンビュン川面を飛んでいます。
 来る鳥がいれば帰る鳥もいます。カモ類はペアを作っていますし、ユリカモメは黒い頭の夏羽のものも見られます。ひと頃に比べるとかなり数が減ってきました。
 ツグミは群れるようになって、よく目につくようになってきました。そろそろ帰り支度かも知れません。
オレンジ色のお腹が綺麗なジョウビタキも、今月末にはいなくなるでしょう。
 春を探し室見川に行ってみませんか?

ツクシ(3月12日橋本八幡前にて撮影)

室住団地横ではホオジロが鳴いています。

丸隈橋周辺ではヒバリが鳴いています。