カメムシ目カメムシ亜科カスミカメムシ科
Hemiptera Heteroptera
Miridae
ウスモンミドリカスミカメ
Taylorilygus apicalis
4.5〜6mmm
成虫越冬?
平地・低山の草むら
【1】成虫。2006.12.1福岡市西区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
全体が光沢の弱い淡い黄緑色で、爪状部の縫合線沿いと、革質部の中央に不明瞭な3本の暗色条紋があり、楔状部の先端に黒斑があるが、色彩変異が著しい。
口吻は長く後基節を越え、脛節の棘が淡褐色であることから、コアオカスミカメやツマグロカスミカメと区別できる。
色彩変異が大きい事から、ウスミドリメクラガメ、コミドリメクラガメ等の多くの種名で記載されてきた種。
学名も
T
. apicalisga
から
T. Pallidulus
となり、再度
T
. apicalisga
となった経緯がある。
南方系で西日本の平地では最優先種。
ヨモギやアレチノギク等のキク科の多年生草木を吸収する。
チャ、デンショウギク、ナス、レタス、イネ等にも被害を与える。
本州、四国、九州、小笠原諸島、対馬、五島列島、南西諸島に分布。
汎世界にも分布。
【2】成虫。2006.10.11福岡市西区にて撮影。NICON COOLPIX7900。
【3】成虫。口吻は後基部を越える。2006.12.15福岡県前原市にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX7900。
【4】成虫。少し緑色が鮮やかな個体。2006.12.1福岡市西区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【5】成虫。褐色斑の多い個体。2006.12.1福岡市西区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【6】成虫。赤色斑の多い個体。2006.12.1福岡市西区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【7】成虫。緑色が濃く鮮やかな個体。2006.11.15福岡市西区にて採集、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【8】5齢幼虫。2006.11.15福岡市西区にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【9】脱皮直前の5齢虫。2006.12.1福岡市西区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
【10】脱皮直後。2006.11.15福岡市西区にて採集、自宅にて撮影。NICON COOLPIX4500。
室見川の野鳥版「デジタルカメムシ図鑑」
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