室見川のポイント
室見川上流部
■室見川上流部について
石釜から上流をここでは上流部とします。室見川は谷に沿って流れる渓流となり、曲淵ダムに至ります。曲淵ダムの上流は八丁川で、曲淵の集落を遡り野河内渓谷となり、前原市の水無鍾乳洞に至ります。周囲は山が迫り、少しの農耕地が見られます。
石釜には名物の豆腐屋が並び、曲淵から野河内では川魚料理の店が並びます。春にはダムパークで花見に、初夏には石釜にボタル狩りに、夏には野河内渓谷に涼を求めに、秋はダムパークや野河内渓谷に紅葉を見にと、四季折々に行楽客の絶えない場所です。
【アクセス】昭和バスで石釜や野河内等のバス停まで行く事ができます。

※上の地図をクリックすると、大きな地図が別ウインドウで開きます。

■石釜周辺

石釜には名物の豆腐屋が並び、休日ともなると、交通整理の人がでるほど賑わう。周囲は谷間の山里で、室見川は唐原から上流は川幅も狭くなり、芦の繁った自然な川の表情を見せる。
ホオジロが多く、ヤマセミ、カワセミ、カワガラスが通年見られる。
秋から春にかけてはエナガやカラの混群、ノスリ、アカハラ、シロハラ、ツグミが見られ、春の渡り時期にはキアシシギの姿も。夏にはサシバや、アカショウビンも見られたことがある。
【駐車スペース】下畑橋たもとに数台車を止めるスペースがある。
【トイレ】周囲にはない

下畑橋から上流を望む。

■曲淵ダムパーク周辺

曲淵ダムパークは曲淵ダムのダムサイトの下にある公園で、ダム管理事務所まで森の中に小道がある。室見川は落合橋からダムパークまでは石の多い川となり、乾期には水が流れていないところもある。
春の渡り時期には未明からオオルリ、センダイムシクイ、キビタキ、コマドリ、アカショウビンなどの鳴き声が聞かれる。イカルの群れも見られた。冬にはミヤマホオジロ、キクイタダキ、ジョウビタキ、シロハラ、ルリビタキ等が見られる。セキレイ類、ホオジロ、ヤマガラ、シジュウガラ、カワガラス、カワセミ、ヤマセミは通年見られる。
外来種のソウシチョウも見られた。
【駐車スペース】ダムパークにある。
【トイレ】ダムパークにある。

曲淵ダムより紅葉のダムパークを見下ろす。

■曲淵ダム

福岡の水源地で、ダム半周の道があり、対岸はすぐ山になっています。
2001年夏にはヤマショウビンが1ヶ月以上滞在し、全国から人が集まりました。
秋から春にかけてはオシドリが見られ、トモエガモも見られたことがあります。春から夏にかけては対岸の山や後の山などではアオバト、サシバ、ホトトギス、キビタキ、アアオゲラ等も。ササゴイ、コシアカツバメも見られます。
サギ類、カワセミ、ヤマセミは通年見られます。
冬にはウソも見られたことがあります。
【駐車スペース】山側に寄せて路上駐車。
【トイレ】ダム管理事務所敷地内にあり、職員の方に断った上で利用可。

紅葉の残った初冬のダム湖。

■野河内渓谷

野河内渓谷は水無鍾乳洞まで続く渓谷。探鳥回数が少なく、入り口にしか行っていないので詳しくは分からない。カワガラス、キセキレイなど。
野河内バス停周辺にはキセイレイが多く。民家の屋根の上などでも囀っているのを見ることが出来る。
【駐車スペース】野河内バス停横に数台止められる。
【トイレ】野河内バス停横にある。

涼しげな夏の渓谷。